平成9年度学力到達度調査研究-020/62page
ア 今回の調査では,全国平均を上回っている小間は,「おうぎ形の周の長さ」のみである。11間中4つの小問が全国比90未満である。特に,「複合図形の面積1」は,全国比73で全小問中最も低い。
イ 前回と比べると,「三角形の面積」,「平行四辺形の面積」,「台形の面積」,「直角三角形の面積」など,基本的な図形の面積を求める小問は,全国比が上昇している。
(5) 全国比90未満の小問((4)で検討したものは除く)
中領域番号 本県通過率 全国比 平成7年度全国比
平成9年度全国比
70 80 90 100 110
三角形の合同条件 (3-9) 25 83 25 83 xにあてはまる数 1 (4-12) 34 71 41 85 分数の減法 (1-3) 24 69 30 86 正多角形の選択 (3-9) 43 80 47 87 x使った式 (4-12) 33 85 34 87 xにあてはまる数 2 (4-12) 26 65 35 88 16の約数 (1-1) 34 83 36 88 分数の加法 (1-3) 40 73 49 89
1) 今回の調査では,「三角形の合同条件」が全国比83と最も低く,次いで「xにあてはまる数 1」が全国比85,「分数の減法」が全国比86となっている。上記8問すべてが全国比80を超えている。
2) 前回と比べると,「三角形の合同条件」を除くすべての小問の全国比が上昇している。特に,「xにあてはまる数 2」の小問は,23ポイント上昇している。