実践のための学校教育相談ハンドブック-023/083page

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A ステップ2:「アサーティブな自己表現」のよさを実感する授業
1 ねらい…アサーティプ,攻撃的,非主張的の3つの自己表現がわかり,ロールプレイを通してアサーティブな自己表現のよさをとらえる。
資料2(台本)
資料2(台本)
2 主な活勤
 (1) ウォーミングアップ(ジャンケンパッチン)をする。
 (2) 教師が行う3つの自己表現のモデリングを観察する。
 (3) 3つの自己表現について,言語・非言語の観点からまとめる。
 (4) ペアで3つの自己表現のロールプレイをし,それぞれの表現を振り返る。
 (5) 教師のまとめを聞く。
3 留意点
 口 攻撃的=ジャイアンタイプ,非主張的=のび太タイプ,アサーティブ=しずかちゃんタイプというように,「ドラえもん」のキャラクターを活用すると3つの表現がとらえやすくなる。
 □ (2)のモデリングでは,「書写の時間に小筆を忘れ,隣の人に借りる」という場面設定をし,借りる役をそれぞれのタイプでモデリングする。
 □ ロールプレイでは,(2)と同じ場面設定にする。台本(資料2)を活用させてもよい。
 口 3つのタイプで「言ってみて」「言われてみて」どんな感じがしたか,振り返らせる。


B ステップ3:「アサーティブな自己表現」の実践化を目指す授業
1 ねらい…アサーティブな自己表現のリハーサルを通して,日常生活の中で実践しようとする意欲を高める。
2 おもな活動
資料3(ワークシート)
資料3(ワークシート)
 (1) ステップ2を振り返り,授業のねらいをとらえる。
 (2) アサーティブな自己表現を計画し,リハーサルする。
  @ 表現の仕方を計画する。
  A 表現する役と対応する役のペアでリハーサルする(リハーサル1→振り返り→検討・修正→リハーサル2→振り返り)。その後,役割を交替してリハーサルする。
 (3) 授業を振り返り,教師のまとめを聞く。
3 留意点
 □ 計画の段階ではワークシー卜(資料3)を活用し,相手の気持ちを考えながら自分の気持ちを伝えるため,「どんな言葉」で,「どんな身振り・表情」で表現するか考えさせる。
 □ 「言ってみて」「言われてみて」どんな感じがしたか振り返らせ,それを生かしてワークシートに書かれた表現の仕方を検討修正させる。

※【「授業に役立つ教育実践資料集」2000 福島県教育資料研究会】が参考になります。


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