実践のための学校教育相談ハンドブック-031/083page
(3) 個人研究 [10分]
D 具体的に指導援助策を考え、記入要領の手順で,付箋紙に書き込む。
<留意点>
付箋紙への記入要領
いつ どこで だれが 何をするか配慮点は?
・担任(事例提供者)の立場で考える。
・原因探しより,今具体的に出来ることを考える。
・どうにもならないことは,対応の条件と考える。
・何が正しいかではなく,だれがどうかかわれるかを考える。
・教師個人のかかわりと,組織としてのかかわりを考える。
E 指導の対象別に,付箋紙に記入した指導援助策を,優先順位順に個人研究用記録用紙に貼り付ける。
(4) グループ研究 [30分]
F 小グループでの話し合いの取りまとめを兼ねた全体発表役1名を決めて開始する。
G 一人一人,小グループ研究用記録用紙に,付箋紙を貼り付けながら指導援助策を発表する。(同じ策は同じ位置に置き補足のみ)
H 各発表の中で,特に有効と考えられる指導援助策に,マーカーペンで目印等をしながら,グループとして最善と考えられる策を検討する。I 各グループの指導援助策を発表し,質疑応答・協議を行い,全体で研究を深める。
J 担任(事例提供者)に本日の感想を述べてもらい,振り返りを行う。ややもすると事例研究会は,改まった感じでとらえられますが,短時間事例研究法を何度か試みて,各学校の具体的な対応に生かしたいものです。