すぐに使える 実践事例集 平成13年10月-062/114page
(2)製 作
A 冷却部(図3,4)
@ ゴム栓(5,15)に,コルクボーラーで8mmの穴をあける。
A ガラス管に,ゴム栓(5,15)を通す。
B ゴム栓(15)の下部に千枚通しを2箇所ずつ刺し,図3のように∪字型に曲げたステンレス線をラジオペンチではさんで刺しこむ。
C カッターで,ペットボトルの底の部分を切り取る。
D ガラス管を通したゴム栓(5)をペットボトルのロにはめる。
E 熱した針金で,ペットボトルの底に4箇所穴をあける。
F 図4のようにEの穴に,ガラス管に巻きつけて銅線aを固定する。同様に,銅線bをペットボトルの底に取り付け,吊り下げられるようにする。
図3 図4
B 試料挿入部(図5)
@ 熱したステンレス線でフィルムケースに穴をあける。
A 図5のように上部にあけた穴に銅線cをフックとして取り付ける。
B ろ紙の中央部にゴム栓(8)をあて,ろ紙をゴム栓に巻き付けてフィルムケースに入れて皿状の形を作る。
C Bのろ紙をフィルムケースの底に入れる。
図5
3 簡易蒸留器の製作
この器具をアスピレーターに接続して減圧し,抽出に用いた溶媒を除去します。
(1)準 備 物
遠心沈殿管,ゴム栓(15),コルクボーラー
耐圧ゴム管(内径4mm,長さ2p),ガラス管(直径6mm,長さ10p)
ポリエチレン管(直径5mm,長さ15p)
(2)製 作(図6)
@ ガラス管をガスバーナーで加熱して引き伸ばす。
A ゴム栓に2つ穴をあける。一方には耐圧ゴム管を付けたポリエチレン管を,もう一方にはガラス管を引き伸ばしたものを取り付ける。
図6