研究紀要第7号 児童生徒の生活意識と社会観に関する研究 性文化に関する調査 - 019/052page
おとなの話や行動(アベックなど)その他の7項目についてきいてみる。
−性の刺激をうけるもの−
ア 中 学 校
イ 高 校
中学生の男子は,@雑誌や単行本 Aテレビ,B友だちの話の順で,女子は,@テレビ,A雑誌,や単行本,B映画,Cおとなの話や行動である。
高校生になると男子は,@雑誌や単行本,A映画,Bテレビの順で,女子は,@雑誌や単行本,Aテレビ,B映画,C友だちの話で,刺激度が,本,テレビ,映画によるマスコミ情報であり,ついで友だちの話やおとなの話と行動によって刺激をうけるようである。
このように現代の性刺激が,雑誌や単行本であり,おとな自身も,現在の性モラルは,少なくとも影響があるので,慎重にとり扱うべきであろうがその中にあって,中・高生へ与える影響を重視し,ゆがんだ性情報を与えることのないように,正しい伝え方と,性刺激の質と量はどういうものかを知ることもたいせつであろう。
知ることが,かえって不幸を招くことのないようにし,正しく知らせる性情報の内容は,どういうものか,今後の問題となってくるであろう。
中・高生は,服装(ミニスカー卜,ホットパンツ)よりうける影きょうは,0.7〜7%前後であり,これは自分が着たいときに着れるし,自分で要求すれば,周囲が与えるためか。あまり強い刺激度は,あらわさないようである。
友だちの話は,中学生の男子は,20%刺激をうけるのにたいし,女子は6.7%で,話よりうける