研究紀要第22号 児童・生徒の学習能力の発達 学習能力の発達と授業の研究 - 039/062page
上記の問題の正答率をあげると下記のようになる。
食物 すまい 家庭 1 2 3 4 5 5 1 51.4 5.4 37.8 8.1 32.4 3 30.3 3.0 33.3 0 6.1 6 2 40.0 20.0 37.1 2.9 57.1 4 50.0 28.6 33.3 2.4 28.6(単位%)各領域の問題の正答率をみて先生方自身「大分差がでている……」と思わず声にだすほどであった。
反面,学級全体の集計までは,まとめる必要がないとも考えられたが,教師は自分の学級の実態をよく知って指導することも当然であるし,他学級と比較したり,教師の用意した資料から共通した傾向を発見したり,疑問を惹起させたりすることである。
即ち「調査研究を通して学ばねばならない問題が,数多く含まれている。」との先生方の意見から掲載したので,参照してほしい。
〈すまいの調査問題の集計〉
3人の机を並べ,「どの机の明るさもかげにならない光のとり方」をするには,机はどんなに並べ,スタンド1個はどの位置におくのがよいか図で記入させた。集計結果は,次頁に記述する。ただ電燈は,蛍光燈でなく赤外線電燈として考えさせてみた。正答は次図のように占めしたのを是としたら,5.51%の正答率で,全体の20分の1であった。その他の考