研究紀要27号 児童・生徒の学習能力の発達 - 015/082page

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(4) 学習指導過程

@ 本時のねらい

   記号とはどういうものか読みとらせる。
   ○記号とはどういうものか,まとめて説明してある文が書き出せる。
   ○接続語と指示語が指摘できる。

A 学習指導過程

段階 
学習活動・内容
時間
主な発問・指示
指導上の留意点


1.前時の学習を想起
 し,既習内容を確認
 する。
2.本時のめあてを確
 認する。


2
1.前時では文章をいくつに分けた
  か。
2.きょうの学習のめあては何か。
 


3.学習方法について
 話し合う。
4.中心文を予想する。

(1) ひとりで調べる。
(2) みんなで話し合
  う。


5
3.どんなところに気をつけて読みと
 っていけぱよいか。
4.記号についてまとめていっている
 文はどれか。
○学習範囲を確かめさせる。

●「中心文」「要点文」などのことばは使わないようにする。


●「文」の意味を確認しておく。


5.段落ごとにくわしく
 調べる。
 ○各段落の概略。
 ○第1・第2段落と
  「記号の意味」と
  の関係。
(1)第1段落を読み
  とる。
 ○「その人に教えま
  す」の分析。
 ○中心語句。
さしたり,言ったり
(2)第2段落を読み
  とる。
 ○第1段落とのちが
  い。

 ○中心語句
はり紙 やじるし

(3) 第3段落を読
  みとる。
 ○「記号」の定義
 ○「このように」の
  指示内容
 ○中心文

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6







7





7
5.それぞれの段落には,どんなこと
 が書いてあるか。
6.記号に関係のない図書室のこと
 などなぜ話すのか。




7.その人とはだれか。
8.その人に教えるのはだれか。
9.その人に何を教えるのか。
10.その人にどんなやり方で教える
 か。



11.図書室のあり場所を教えるの
 に第1段落とどんなところがちがうか。
12.第2段落の大事なことばは何か。
13.「やじるし」は何を表すか。


14.記号とはどういうものか。
15.「このように」は何をさしているか。
16.第3段落は,第1,第2段落とど
 んな関係になっているか。
○書かれている事柄を簡明に答えさせる。

●具体例とまとめ(要点)の関係に気づかせる。





●指示語の指示内容を確かめさせる。

●「主語」の確認である。
●「中心語句」であることに気づかせる。




●「けれども」に注意させと対比している点を見つけさ
 せるようにする。
の「さしたり言ったり」に代わるものであることをわから
 せる。

●「つまり」のはたらきに気づかせる

●「このように」はそれまでのことをまとめるはたらきをている
 ことから中心文に使われることが多いことを知らせる。

6.学習したことをま
 とめる。
(1) 指名読をする。
(2) 学習したことを
  まとめる。
  ○大事なことば

  ○中心文と例文





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17.どれが大事な、ことばか,どのよう
 にして選び出すか。
18.中心文とはどんなものか。
  どのようにしてみつけるか。


○大事なことばを強調して読ませる。


●くり返し出てくること,題目に関係が深いことに気づかせ
 る。
●列をあげている文ではなくまとめている文であり段落の
 はじめや終わりに多いことを知らせる。


7.次時の学習につ
 いて話し合う。
  ○次時のねらい。
2
   

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