研究紀要第31号 児童・生徒の学習能力の発達と授業に関する研究 - 004/043page
るべく内容をふやす方向で書き進めさせる。
(段落のおさえ方,後付けの書き方などを,個人指導する)
F 「言葉」の学習をし,書いた手紙を推考,清書し投かんする。
○ 「言葉」の例文を読み,文のねじれをみつける。自分の手紙に例文のような誤りがないかどうか読み返す。
○ グループで交換して読み合い,誤りを直していく。清書する。封筒の書き方を練習する。
G 言葉の学習をする。(テスト)新出漢字の練習をする。語旬の練習をする。
H 「言葉のまど3」を学習する。
(5) 学習指導過程
@ 本時のねらい
・主目標 教材文で学んだことをもとに,最初に書いた手紙を書き直すため,組み立てをつくることができるようにする。
・具体目標 教材文で学んだことをもとに,推考の観点をたしかめることができる。
各自の手紙を読み返し,どこを書き直したらよいかみつけることができる。
書き直すところを明らかにし,構成メモをつくることができる。
・準備 0・H・P TP(児童の手紙) トラペンアップ 構成メモ用紙
A 過程
学習活動・内容 時間 指導上の留意点※評価
1 本時のめあてについて話し合う。 ○ 前に書いた手紙を読み返し書き直すところをみつけること。 2 友だちの手紙をもとに,全員で,どこをどう書き直したらよ
いか考える。○ 段落のまとまりはどうか。 ○ 話しかけるような気持ちで書いてあるか。
(言葉づかいはどうか。)○ 書く順序はどうか。 3 初めに書いた手紙を,自分で読み返したり,交換して読み
合ったりして,書き直すところを見つける。4 書き直すところをはっきりさせ,組み立てを考える。 ○ 構成メモヘの記入 5 構成メモをもとに書き直すところを発表する。 6 次時の学習について話し合う。
3分 10分 20分 7分
○ 本時のめあてを明確にさせる。 ○ 教材文や,前時に学習したノートを参考に考
えさせる。○ 推考の観点が多くなりすぎないようにする。 ※ 推考の観点をたしかめることができたか(発表) ○ 各自の手紙に段落番号をつけて読み返させる。 ○ 相手との楽しかった思い出など,共通な話題など
も入れていくよう助言する。※ 書き直すところをみつけることができたか。
(手紙への書きこみなど)○ 構成メモをつくることに無理がある児童には,初め
の手紙に直接書き直すところを書きこませる。○ 書き直すところを中心に発表させる。 ※ 書き直すところをみつけ,構成することができたか。
(メモ発表,提出させて調べる。)○ 構成メモをもとに手紙を書き直すこと。