C43 大沼さんへ,というところをもうちょっと上に。
T71 あ,これ,下でなくて,もっと上にということ。
C44 うん,そうだよ。
T72 そうね。それは,教科書をみて直せばいいですね。
T73 そうすると,これ,もしならべるとしたら,一番最初,何もってくる?
C0 球技大会(多くの子)
T74 球技大会
C0 はい(多くの子)
T75 じゃ,これもってくる。そのつぎは?
C45 勉強のことかな。
T76 はい,勉強のこと,そのつぎは?
C46 係のこと。
T77 係,それから。
C47 たずねること。
T78 たずねること,最後に持ってくるのね。必ずこうでなくてもいいかも知れないけどね。それから,日付けは正しく書くということだったね。終りのあいさつは,すこし短かったけど,もし,つけたすなら,ここに「つけたす」と書いて,あとでつけたしてもらう。ね。それからね,これで,ひとつ,ふたつ,みっつ,よっつ,よっつの事があるんだけれども,この前にちょっと話したように,相手,相手の人と一緒にしたこととか,思い出とか,そんなことを入れると,読む人が楽しく読めるということがあるわけ。で,ここだったら,遠足のところにね,去年の遠足で,大沼さんと遊んだんだったね,などということを入れると,読む人が楽しく読める,ね。あ,それから,最初に忘れたけれども,ここ,ここが大沼さんですか,(書きこむ),こんなふうに自分の組み立表を書いてほしいわけです。
組み立て表を出してごらん。それから,自分の手紙出してごらん。ではね,自分のそれに書いていってみて下さい。 |
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○ 順序をかえる
この部分で,全体の順序を吟味している。直す前は,1球ぎ大会のこと,2係をきめたこと,3たずねること,であった。なお,メモの段階では1.球技大会2.係がえをしたこと3.わくいさんが転校してきたこと4.たずねること,となっているのである。書いているうちに,考えが変わることを示しているし,メモをどう生かすかも指導しなければならない。メモに従って書けばいいとだけは,いかないのである。
ここで,順序をととのえることを学習しているが,T67で述べているように,必ずこうでなければならないということはないであろう。知らせる内容や,相手のこと考えて,作者の考えによってよいわけである。
なお,「相手の人と一緒にしたこととか,思い出とか入れるとよい」と話しているが,このことは,多くの子の手紙に表れてくる。
組み立て表の書き方についても指示し,構成させて行く。 |
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