研究紀要32号 教師の教育相談的態度の実態調査とその考察 - 011/020page

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"活発"を合わせて最も高いのは,特殊学校であり,次で高等学校,中学校,小学校,幼稚園の順に低くなっている。これはEでも触れたが,今後検討を加えて十分に改善を図るべき課題として考えられるべきものであろう。


表9.教育相談活動の状況(学校種別)

担任種別
小学校
中学校
高 校
特 殊
幼稚園
学 生
非常に活発
0
(0)
1
(1)
1
(1)
1
(11)
0
(0)
0
(0)
3
(1)
活  発
5
(1)
5
(4)
13
(11)
2
(22)
2
(3)
0
(0)
27
(4)
普  通
153
(46)
77
(58)
51
(42)
5
(56)
39
(61)
0
(0)
325
(46)
低  調
93
(28)
41
(31)
33
(28)
1
(11)
7
(11)
0
(0)
175
(25)
な  し
84
(25)
8
(6)
22
(18)
0
(0)
16
(25)
40
(100)
170
(24)
合  計
335
(100)
132
(100)
120
(100)
9
(100)
64
(100)
40
(100)
700
(100)

表10.教育相談活動の状況(地区別)

県北
県中
県南
会津
南会
いわき
相双
学生
非常に活発
(%)
0
0
0
1
(1)
0
1
(1)
1
(1)
0
3
(1)
活 発
(%)
7
(5)
5
(4)
5
(8)
3
(2)
1
(3)
2
(2)
4
(7)
0
27
(4)
普 通
(%)
62
(46)
64
(51)
30
(45)
78
(55)
12
(41)
54
(53)
25
(41)
0
335
(46)
低 調
(%)
39
(39)
40
(32)
15
(23)
25
(18)

8
(28)

30
(29)
18
(30)
0
175
(25)
な し
(%)
28
(20)
17
(13)
16
(24)
33
(24)
8
(28)
15
(15)

13
(21)

40
(100)
170
(24)
合 計
(%)
136
(100)
126
(100)
66
(100)
140
(100)
29
(100)
102
(100)
61
(100)
40
(100)
700
(100)

なお,地区別の活動状況については,ほとんど差異はないことがわかった。(表10)

G アンケート(1)の考察のまとめ

 アンケート(1)の集計結果を@〜Fまで表示し,説明を加えてきたが,ここではそれらを概括し,要約して述べてみる。

 イ.調査の時期が年度の前半であったため,小学校中心の調査に傾むいた。したがって,今後さらに中学校中心・高校中心の調査が必要となろう。
 ロ.調査対象者に,教頭・養護教諭が少なく,これらの人たちの考えが十分に得られなかったきらいがある。
 ハ.生徒指導係の経験については,男子教員が圧倒的に多く,女子教員は非常に少ないという結果を得ることができた。
 ニ.さらに,生徒指導係は教科指導と表裏一体となって教育効果が上がとを考えあわせれば,在職中に必ず一度は生徒指導の係を経験すべきであることを再認識できた。
 ホ.教育相談係の設置は,特殊学校が最も多く,中学校・高校がこれに続いている。しかし,小学校・幼稚園については,有無の比率が逆転している。このことは今後の改善目標として十二分に考えていかなければならないことの一つであろう。
 へ.教育相談の活動状況については,非常に活発な学校は全体の1%弱であり,活発に動いている学校を合わせても5%弱と,まったくふがいない。

このような点を踏まえて,当センターの教育相


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