研究紀要32号 教師の教育相談的態度の実態調査とその考察 - 015/020page

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図22

この図からは,

イ.年齢が高くなるにつれて,評価的態度が強調されるようである。
ロ.理解的態度は,年代が若いうちはある程度高く50歳近くなると衰えてくるようである。
ハ.30代後半と40代前半に,理由はよくわからないが,評価的態度の一時上昇と下降,理解的態度の一時下降と上昇が認められる。なお,このことについては,原因,理由が判然としないのでより一層の追試が必要となろう。

C カウンセラー・テストの教職経験年数別傾向分析について

 前項Bにおいて図示したとおなじように,教職年数を5年きざみに区切って,描いたものが図23から図27までである。

図23・図24・図25・図26・図27・図28

 なお,図28は,評価的態度と理解的態度についての教職経験年数別の推移を表わした図である。
 以上の図表からは次のようなことが推論できるのではなかろうか。

イ.年齢別の傾向と同じく,教職経験年数別の傾向も,教職経験が長くなれば評価的態度が高くなる傾向を示す。
ロ.理解的な態度については,教職経験の長さからはあまり大きな影響を受けないようである。
 しかし,11年〜15年と16〜20年のところに大きな谷と山が見られる。なお,この谷と山の出現は,Bの年齢別の傾向分析においても指摘したとおり,理由は判然としないものがある。

D カウンセラー・テストの生徒指導係の経験別傾向分析について

図29・図30


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