研究紀要第45号 「学校経営改善に関する研究 第1年次」 -043/063page
〈別表2〉
問5(2)「教育課程の基準の改善に示された三つのねらい」のうけとめ方
※「人間性豊かな児童の育成」
◎「編成のうえで配慮したこと」の集約
内 容 数 % 内 容 数 % 創意を生かした教育活動の改善 11 20 特別活動の充実(特に学年・学級の時間の改善充実) 5 9 教育目標・重点目標と実際の活動の関連 9 16 健康・体力の増進 4 7 道徳教育の充実(実践的態度) 9 16 教師対児童・児童相互の人間的触れ合いの機会の設定 4 7 情操の陶冶(具体的活動) 8 14 実態に即した教育計画の改善樹立 3 5 自然愛・勤労意欲の育成をめざした活動の計画 8 14 学校・家庭・社会の連携 2 4 知・徳・体の調和のとれた教育 7 13 一人一人を生かした授業の実現 2 4 各領域間の有機的関連 7 13 生徒指導の充実強化 2 4 児童にとってゆとりある楽しい学校生活舌の実現 6 11 奉仕活動の促進 2 4 学校行事の見直し・改善 5 9
◎事例紹介
A校 B校 C校 配 慮 事 項 学校緑化の推進により,生物を愛する心を育てる。 ○正しい勤労観を培うこと。
○健康でたくましい身体の鍛錬につとめること。
○地域の学習素材を生かした教育計画の作成
○創意を生かした時間の充実活 動 の 実 際 学校行事に「みどりの日」を設定し,各学年とも年間10時間緑化関係の勤労体験学習をする。 ・創意を生かした教育活動における愛校の時間
・通年制の一斉清掃
・業間体育
・砂浜での体力つくり「青空の時間」
・全校生の体育のつどい・各教科・道徳に地域の特色ある学習素材をを取りいれた計画の作成
・学年・学級単位で活動する「洗心の時間」の工夫改善
※「ゆとりある充実した学校生括の実現」
◎「編成のうえで配慮したこと」の集約
内 容 数 % 含まれている主な事項 日課表の改善 47 84 ・1日の時程の改善・週時程の改善・日課の内容吟味・日課表の弾力的運用 創意を生かした教育活動の改善 22 39 ・個々の活動内容の改善 授業の質的向上 19 34 ・「学び方」の学習指導・主体的学習態度の育成・指導形態の工夫・一斉指導改善 指導計画の改善 15 27 ・指導時数の適正化・各領域間のバランス・指導内容の精選重点化・実態把握 触れ合いの時間 12 21 ・放課後の自由活動の時間・教育相談の時間・生徒指導の時間 自己表現の時間 8 14 ・音楽,文芸,美術等の自由創作活動 学年・学級経営 7 13 ・学年,学級の自由活用の時間 職員の共通理解 4 7 ・各種会議等に充当する時間 ゆとりの質の吟味 2 4 ・(時間的ゆとりより)心のゆとりを重視
◎事例紹介
A校 B校 C校 配 慮 事 項 ○週計画・日課表の改善
○わたしたちの時間」の設定
○授業の質の向上○日課表の改善
○授業の充実
○児童が積極的に参加できる学校行事の計画 活 動 の 実 際 ・休み時間.給食の時間の見直し
・集会活動,レクリエーション,勤労活動の改善
・個別指導の工夫,確かめの強化・業間.給食の時間のゆとり
・クラブ活動の時間を45〜60分確保
・学習訓練の指導時間
・教材研究の時間・児童会活動と関連をもたせた遠足
・校外学習(宿泊訓練)の改善
・いも類,豆類の栽培,稲作の体験学習
※「基礎的・基本的内容の重視と個性能力に応じた教育」
◎「編成のうえで配慮したこと」の集約
項 目 内 容 数 % 内 容 数 % 授業の質的改善 「自ら学ぶ学習」の展開 3 5 「一人一人を生かす授業」 3 5 「自主的・自発的学習」 2 4 的確な実態把握 学力・知能テストの適正な実施と結果の活用 6 11 施設設備の現状把握 1 2 指導計画の改善 基礎的・基本的内容の把握(教材の精選・重点化) 44 79 広地域カリキュラムの自校化 9 16 指導時数のゆとり 5 9 評価診断を取りいれた指導計画 2 4 系統性を重視した指導計画の作成 2 4 合科的指導計画の作成 2 4 指導計画(週案)の改善 1 2 年間指導計画の吟味 1 2 その他(指導計画の改善) 6 11 指導法の改善充実 個別指導の徹底 17 30 学習訓練の徹底 9 16 ドリル学習による基礎・基本の定着 7 13 指導形態の工夫・改善 4 7 形成的評価の重視 2 4 教育機器の積極的導入 2 4 確かめの徹底 2 4 そ の 他 教育相談(触れ合いの時間)の設定 8 14 特別活動との関連重視 4 7 現職教育の充実 3 5
◎事例紹介
A校 B校 C校 配 慮 事 項 基礎的・基本的内容の重点的把握 小規模校の特色を生かした学習の個別化
○教材の精選による指導計画の作成
○適切な評価と診断の計画への位置づけ