研究紀要第50号 「学校経営改善に関する研究 第2年次」 -030/071page
容にとどめてあるので,活用に際し,各学校の工夫が望まれる。
〈別表3〉 「教育課程の評価対象」並びに教育課程評価票(試案)作成の視点」
学校経営系列 教育課程評価対象 視点1 経営過程を重視した動態的評価 視点2 経営的発想に基づく評価 教育課程の展開を支える諸条件1―文章化― 観点 計画化 組織化 調整化 PDSの見通あしる計画 弾力性に富む計画 全員参加の組織 機能的な組織 モラールの向上 コミュニケ一ション 表現 意識・認識
共通理解
参加意欲 等組織的活動
機能的活動
実践意欲 等協働意欲
共通理解目標系列(教育活動) 1 教育目標・教育課程 (1)教育目標 [1]教育目標の設定(見直し) 計画(P) 表現例 計画の過程で意義や手順について共通理解が図られている。 計画作成にあたり全職員で組織的に取り組んでいる。 計画をたてるにあたり協働の意欲が高まってきている。 [2] 教育目標の重点化・具体化 (2)教育課程 [1]教育課程編成のPDS [2]教育課程の内容 (3)指導計画 [1]教科 指導計画作成のPDS [2]道徳 実施(D) 表現例 実施の過程で内容や方法等についてよく理解されている。 実施の過程での教職員一人一人の意欲的な取り組みがみられる。 実施にあたり各組織内の話し合いがよくなされている。 ○施設・設備教材・教具
○地域・家庭との連携[3]特別 (4)授業活動の実際 [1]教科 授業・活動のPDS [2]道徳 [3]特別活動 2 学校教育全体を通して行う教育活動 (5)学校の教育全体を通して行う体育 評価(S) 表現例 計画や実施を通しての評価の意義が理解されている。 評価活動を全職員参加のもとに行っている。 評価結果より問題点や改善策についてよく検討された。 (6)創意を生かした教育活動 (7)健康・安全に関する指導 (8)生徒指導 3 関連活動 (9)学年・学級経営 (10)研究・研修 (11)教育課程の評価 教育課程の展開を支える諸条件2 ―文章化― ○予算執行
○出納経理○組織機構
○運営執行○個人・全体の意欲
視点
3 評価機能を生かした評価―年度末評価票,学期末評価票,日常の評価表
4 新学習指導要領に即した評価―評価の観点にあらわす
5 実態に即した創意ある評価―評価票の活用法