研究紀要第51号 「学習指導の個別化 個に応ずる研究」 -030/080page
ア よく考える
イ どちらかといえば考える
ウ どちらかといえば考えない
エ 考えない
\ 前 後 \ ア イ ウ エ 計 ア 3 1
4 イ 2 15 2 1 20 ウ
14 1 15 エ
1 2
3 計 5 17 18 2 42 有意差は認められないが,その変容は次のとおりである。
+変容5名(上位群1,中位群3,下位群1)
−変容5名(上位群1,中位群2,下位群2)
変容なし32名(上位群9,中位群13,下位群10)4.あなたは,問題などを解いていて,つまずくことが多い方ですか,少ない方ですか。
ア つまずくことが少ない
イ どちらかといえば,つまずくことが少ない
ウ どちらかといえば,つまずくことが多い
エ つまずくことが多い
\ 前 後 \ ア イ ウ エ 計 ア
1
1 イ 2 10 6
18 ウ
3 14 3 20 エ
1 1 1 3 計 2 15 21 4 42 有意差は認められなかったが,上位群では,ウまたはエと回答した生徒が,事後の調査で2名増えている。これは,「学習プリント」を使っての授業,更にその結果を自己評価し「自己評価票」に記入することを通して,「つまずき」をより意識したものと思われる。
+変容10名(上位群2,中位群3,下位群5)
−変容7名(上位群4,中位群2,下位群1)
変容なし25名(上位群5,中位群13,下位群7)
下位群の生徒の「+変容」が,他群に比べて大きい。上位群の生徒の中に,「−変容」したのが4名いる。これらの生徒は,自己に対しきびしく,自已の要求水準が高いためと考える。事後の調査でエと回答した3人の事後テストの平均正答率が93%であることは,それを裏付けている。
5.あなたは,つまずいたり,わからないことがあった場合どうしますか。
ア そのままにしておかないで,教科書などで調べたり,先生や友だちに聞くなどして解決する イ そのままにしておくこともあるが,どちらかといえば,教科書などで調べたり、先生や友だちに聞くなどして解決することが多い ウ どちらかといえば,そのままにしている エ そのままにしている
\ 前 後 \ ア イ ウ エ 計 ア 7 5
12 イ 5 14 3
22 ウ
2 6
8 エ
0 計 12 21 9 0 42 有意差は認められなかった。
事前の調査でアまたはイと回答した生徒が全体の80%近くおり,つまずいた場合の取り組みの姿勢ができている生徒が多く,そのため事後の調査での変容はほとんどなかったと考えられる。
+変容8名(上位群3,中位群2,下位群3)
−変容7名(上位群3,中位群4,下位群0)
変容なし27名(上位群5,中位群12,下位群10)