を示している。女子は従順性が4段階点で最も高い。これは男女別,また8因子の中で最高点であり,他は3段階点である。
2)因子別及びP・N・T得点の段階点ごとの割合
図8は8因子及びP・N・T得点を段階点に置換して男女別にグラフ化したものである。図中,■が男子,□が女子をあらわす。
[1]自主的学習態度
<考察>
○ |
男子は3段階と1段階でほとんどを占めており,今後の学習,生活両面での指導が必要である。女子は1段階がなく3段階より上位が多くバランスがとれている。男子と女子の差が著しいのが特徴である。 |
[2]達成志向の態度
○ |
男女とも5段階点がなく,段階を追って多くなっていて,3,4段階が大部分を占めている。女子は3と4段階に集中している。 |
[3]責任感
○ |
全べての段階に平均して現われている。女子は1の段階に位置するものはなかった。 |
[4]従順性
○ |
男女の差が最も著しくあらわれた因子である。男子の平均は2の段階であり,女子は4の段階である。男子に1の段階が多く,従順性に問題をもつ児董が多いのは集団として学習意欲を高める指導の必要性を感じさせる。 |
[5]自己評価
○ |
男女とも5の段階に属するものがいないのは[2]とこの因子の2つである。今後の指導が必要である。 |
[6]失敗回避頃向
○ |
1の段階に属するものがなく分布状況は男女が逆の関係を示している。男子が最も高い得点を示している因子である。 |
[7]反持続性
○ 3の段階が最も少ない分布を示し,集団とし