研究紀要第56号 「学習指導と評価に関する研究 第1年次・実態調査」 -003/053page

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(3) 調査領域と調査項目の構成

 「学習指導と評価」の実態を把握するために前述の「手順」及び「理論」をふまえて設定した調査領域並びに調査項目の構成は次の表のとおりである。

調査領域 設問No 調査項目
授業前の評価

 

 

 

 

指導計画への評価の位置づけ

授業前の評価

授業前の評価の方法・資料

授業前の評価後の補充

授業前の評価を行なっていない理由

授業中の評価

 

 

 

 

 

10

11

授業中の評価

授業中の評価の計画性

授業中の評価の方法

授業中の治療指導

授業中の自己評価

授業中の自己評価の方法

授業後の評価

 

 

 

 

12

13

14

15

16

授業後の評価

授業後の評価の方法

授業後の再指導

授業後の再指導の方法

単元・題材終了時のペーパーテスト

評価の活用 17 学期末,学年末の評価の活用
情意面(関心・態度

など)の評価

18

19

20

情意面(関心・態度など)の評価

情意面(関心・態度など)の評価の計画性

情意面(関心・態度など)の評価の方法

観点別学習状況

(小・中学校)

21

22

23

「観点別学習状況」の達成目標の設定

「観点別学習状況」の達成基準の設定

「観点別学習状況」の記入

評定のしかた

(高等学校)

24 評定のしかた
習熟度別学習

(高等学校)

25

26

習熟度別学習の実施状況

習熟度別学習集団の編成

悩みや意見 27 指導と評価についての悩みや意見

(4) 調査票の作成

 調査票は,前述のような手続きを経て,「プロジェクト委員会」で作成した。


調査の概要

1 調査の目的

 この調査は,教師が当面している「学習指導と評価」の諸問題について,県内小・中・高等学校にわたって実態を把握し,その分析・考察をふまえて,一人一人の学カを伸ぱす「学習指導と評価」のあり方を追究しようとする目的で行った。


2 調査の実施方法

(1) 調査の対象及び機会

 福島県教育センター主催研修講座受講者を対象に研修期間中に調査票を配布し回答を得た。

(2) 調査の期間

  昭和58年7月25日 〜 昭和58年10月28日

(3) 調査票配布数

   974人

(4) 調査票回収数

   972人

(5) 学校種別回答者数

 ・小学校 349人
 ・中学校 360人
 ・高等学校 263人


3 調査結果の集計と分析・考察の観点

 調査結果の集計は,プロジェクト委員が分担して行い,中学校については,コンピューター処理により行った。分析,考察は,全体的傾向・学校種別傾向を主に,小学校における低,中,高学年の傾向,中学校における教科別傾向及び設問ごとの相関などについて行い,調査領域ごとに,考察を加えた。


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