研究紀要第56号 「学習指導と評価に関する研究 第1年次・実態調査」 -010/053page

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2 授業中の評価

(1) 授業中の評価
[設問 6]  あなたは,授業の中で児童生徒が目標に到達しているかどうか確かめていますか。

○調査の結果

調査の結果


○小・中・高等学校とも,ほぼ同じ傾向を示している。目標の到達状況を「いつも確かめている」「確かめていることが多い」教師は,小学校91%,中学校87%,高等学校79%であり,全体的に授業の目標の到達の有無は,確かめられているといえよう。

○「確かめていることが少ない」「ほとんど確かめていない」教師は,小学校9%,中学校13%,高等学校21%である。中学校では「ほとんど確かめていない」教師が0%であることも目立つ。高等学校では,ほぼ5人に1人の教師が「確かめることが少ない」か「ほとんど確かめていない」ことになるが,この中身については,高等学校の実情を考慮する必要があろう。

○特に,小学校低学年は,「いつも確かめている」が27%,「確かめていることが多い」が72%で,両方を合せると99%になり,低学年担任の教師は,より多くの授業で児童が目標に到達したかどうかを吟味していることがわかる(下表)。

調査の結果 2



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