研究紀要第56号 「学習指導と評価に関する研究 第1年次・実態調査」 -013/053page

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(4) 授業中の治療指導
[設問 9]  あなたは,授業中,目標に到達していない児童生徒に対して主としてどのように対処していますか。 (1)〜(4) の各項目について,該当する記号のいずれかを選んでください。

○調査の結果−回答者数には,[設問 6] で工と答えた人数は含まれていない。

(1)その場で指導している
調査の結果(1)


(2)その授業のまとめの段階で指導している
調査の結果(2)


(3)その後の授業の中で指導している
調査の結果(3)


(4)休み時間などで指導している
調査の結果(4)


○授業中,目標に到達していない児童生徒への対処のし方を各項目について,全体的にみると,(1)〜(4) の各項目の中で「いつも行っている」と「時々行っている」を合わせた割合は,(1)その場で指導している98%,(2)その授業のまとめの段階で指導している82%(3) その後の授業の中で指導している79%,(4)休み時間などで指導している66%である。それぞれの項目について,このような割合を示していることは,教師が授業中の指導効果を配慮していることの表れと考えられる。

○学校種別にみると,項目(1)〜(3)は,小・中・高等学校ともほぼ同様な傾向を示している。項目(4)は,「いつも行っている」が小学校14%,中・高等学校7%,「時々行っている」が小学校64%,中学校53%,高等学校55%で,授業中,児童生徒が目標に到達していない場合,休み時間などで指導する教師は小学校に多いことがうかがえる。


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