研究紀要第56号 「学習指導と評価に関する研究 第1年次・実態調査」 -020/053page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

合は,全体の76%である。[設問 12] と[設問 1] との関連のところでも述べたように,指導計画に評価を位置づけ,授業後に評価を行う場合が,全体の82%あったことを考え合わせると,指導計画に評価を位置づけ,授業後に評価を行っても,その結果を再指導の場面で活用していない場合もあるということを示している。

○授業後の再指導を中学校の教科別にみると,次のような結果になる。

                        教科

選択肢

国語 社会 数学 理科 音楽

美術

保健

体育

技術

家庭

英語
ア その後の授業の中で再指導している 49% 43% 45% 52% 48% 49% 25% 50%
イ 休み時間に再指導している 26 15 29 18 30 3 53 22
ウ その他の機会に再指導している 4 4 11 6 13 11 11 6
エ 特に再指導はしていない 21 38 15 24 9 37 11 22
回答者数 73人 47人 66人 50人 23人 35人 28人 36人

 中学校では.小学校と比べて,授業後の再指導を行う割合が少なかったが,教科別にみると全体的傾向とは異なった結果が表れている。
 中学校全体の平均を上回って再指導を行っている教科は,国語,数学,音楽,美術,技術・家庭で.特に音楽,美術や技術・家庭(約90%),数学(85%)の割合が多い。
 これらの教科に比べ,社会と保健体育では,再指導を行う割合は平均を下回り,「特に,再指導は行っていない」割合は約40%となる。
 このように,教科別にみて再指導に大きな差が表れるのは,再指導を行うにあたって.教科の特質が強く関係するからであろう。


(4) 授集後の再指導法の方法
[設問 15]   あなたは,単元・題材の終了時に,目標に到達できなかった児童生徒に対する再指導を行う際に,どのような方法で行うことが最も多いですか。

調査の結果――回答者には, 〔設問14〕で工と答えた人数は含まれていない。

調査の結果



[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。