研究紀要第58号 「教育課程の実施に関する研究」 -016/076page
協力して 4.どんな意見でも,自分の考えとくらべながらよく聞きましたか。 はい いいえ 5.話し合いで決まったことを,みんなといっしょに実行しようという気になりはしたか。 はい いいえ (教師による行動観察評価の例)
県北 H小学校
観察評価基準(中・高学年用 低学年は3段階)
段階 4 3 2 1 基準 発展的 自発的 同調的 消極的 具体的行動 ・提案
「したいと思います。」・質問
・賛成
・反対
・批判
・要求
・確認
・報告・うなずく
・隣にささやく
・だまって聞いている
・指名されて答える
・よそ見
・ぼんやりしている
・指名されてもはっきり答えない
・手わすら
・修正
「〜した方がよい と思います。」・自己修正
「〜を聞いて〜のように考えを変え ます。」・発想転換
「〜ということも考えてはどうでしょうか。」・解説
「〜君の意見は〜ということです。」・補強
「〜ということも付け足して考えてはどうでしょうか。」・概括
「〜をまとめれば〜になると思います。」7.評価に当たっての留意点
以上,事例を通して学級会活動の評価にづいて考察を加えてきたが,評価に当たって留意しなければならないことは,次のようなことである。
(1)評価計画に基づいて継続的に実施し,できるだけ客観的なものにするよう努める。
(2)いろいろな方法により,様々な活動場面を通して得た結果を,次の指導に生かすよう配慮する。
(3)一人一人の児童,またはその集団の指導にかかわった教師全員が協カして評価に当たるよう配慮する。
(4)評価結果の記録や資料は,活用しやすい整理と保管の方法をエ夫する。