研究紀要第60号 「『関心・態度』の評価に関する研究」 -026/049page
6 指導過程
段階 学習活動・内容 時間 教師の働き掛け(▲資料) 予想される児童の反応 「関心・態度」の評価
(F.B.フィードバックの略)課題をつかむ 1. 「鉄の生産工程」や圧延工場のVTRを見て話し合い,本時の課題をつかむ。
(1) 鉄を冷やす工場について話し合う。
○ 圧延工場, 水で冷やす → 水
(2) VTRを見て,プリントの質問に答える。
○ 製品を冷やす
○ 製品を洗う10' ○ 水島の製鉄所で「鉄」を作る順序はどうだったか復習してみよう。(▲製鉄所の生産工程)
○ 鉄の原料が溶かされて,冷やされる所はどこかな?
○ そうですね。では,何で冷やすの?
○ 水?それは本当かな。間違いないの?
○ じゃ本当かどうか,水島の製鉄所に行って調べて来てよ。
○ そうですね。行けませんね。でも行ったつもりで,VTRのテープで見てみましょう。 (▲VTR「圧延工場」の場面)
○ どう?水使われていた?○ 圧延工場の所ではないかな。
○ 製鉄工場の所かもしれない。
○ 水!本当だ。それ以外にない。
○ これから,行けるわけないでしょう。
○ (なあんだ,それならわかる)
○ (うわあ,すごい水だ,ゆげがすごいぞ)
○ 水にまちがいない。○ では,ここでプリントの質問に答えてください。 → →
→ →
→ 下位目標1(3) 本時の課題をノートする。
水島の製鉄所では鉄を作るのには,一日にどれだけの水を使うか○ 「1」の人は? (・挙手させる)
○ 「2」の人は? (・挙手させる)
○ 「3」の人は?
○ 「4」の人は?
(「1」「2」「4」の選択を否定するのではなく本時のねらいに目を向けさせる)
○ ところで,VTRを見ただけで,鉄を作るのにどれだけ水を使っていたか分かりますか?
○ そうですね。そこで今日は,「水島の製鉄所では,鉄を作るのに一日にどれだけの水を使うか」について調べましょう。
○ → ( 人)
○ → ( 人)
○ → ( 人)
○ → ( 人)
○ たくさん使っている。
○ たくさん使っていたようだがどれだけということは,分からない。鉄の生産には,水が使われていることに注意が向いているか。
F.B.「製鉄には大量の水が必要であること」を補説し,「水がどれぐらい使われているか」という問題意識を持たせるようにする。予想を立てる 2. 5sのバーベルの実物を見て,その鉄を作るのに必要な水の量について予想する。
(1) 5kgのバーベルを見て話し合う。
(2) 予想を立て,話し合う。
A 模型
50cm×50cm×40cmの水そう100リットル(100kg)
B 実物
10リットル入りのバケツ(10s)
10' ○ ところで,これ(▲5sのバーベル2個の実物)何だとおもいますか。
○ そうですね。バーベルの両はしのおもりですね。これは,実は水島で作っている製品の一つなのです。どのぐらいの重さがあると思う?
○ だれが当たったかな,長島君,本柳君,金子君,増井さん,出て来て持ってみて。
○ どの位の重さだった?
○ そう,5kgなのです。そこで,今日は,初めにこの(▲バーベル)5kgの鉄を冷やすのに,どれだけの水が必要か予想してみてください。次の三つの中から予想してみましょう。 (A) (B)
(▲模型・実物, l00kg入り模型, 10s入りのバケツ, 1リットル入りのジュースのびん)
(C)
○ (A)の人………
○ (B)の人………
○ 鉄,はがね。
○ バーベルというのではなかったかな。
○ 1kg〜
○ 2kg〜
○ 10kg〜
○ 軽い,軽い,思ったより重いぞ。
○ 先生ここに5kgって書いてあるよ
○ …………→( 人)
○ …………→( 人)