研究紀要第61号 「生徒指導に関する研究」 -010/043page
特性 要因 A,子供の家庭生活 B,保護者からみた子供 C,児童生徒の学校生活 D,教師からみた児童生徒 予 想 洞察力 計画・企画力 ・あなたは夏休みの宿題などを一日どのくらいずつすればぜんぶしあがるかを考えてやりましたか。 ・あなたのお子さんは,家庭生活の中で「こうした方がよい。」とか「悪い。」というような,見通しをもって生活することができますか。 ・あなたの学校の児童生徒は,学校生活の中で,「こうした方がよい。」とか「悪い。」というような,見通しをもって生活することができますか。 A-2, B-2
D-3
・ 発達段階によっても異なるが全体的に児童生徒,保護者とも2に集中するものと思われる。
・教師は,日常指導とのからみもあって,3に集中すると思われる。1 まったく考えなかった。
2 あまり考えなかった。
3 少し考えた。
4 よく考えた。1 まったくできない。
2 あまりできない。
3 少しはできる。
4 だいたいできる。1 まったくできない。
2 あまりできない。
3 少しはできる。
4 だいたいできる。2 耐性にかかわる阻害特性・要因
特性 要因 C,児童生徒の学校生活 予 想 衝撃性 軽率 ・あなたが図書館で本を読んでいるとき,そばで友達がおもしろいテレビ番組の話を始めました。あなたはどうしますか。
1 すぐ読むのをやめて話にまざる。
2 ちょっと読みつづけるが,そのうちまざる。
3 がまんして話にまざらない。
4 ぜったいにまざらない。C-2
・このような場合,どちらかと言えば,子供はすぐに読むのをやめて話にまざるかもしれないが,回答は2に多く集まるものと思われる。
特性 要因 A,子供の家庭生活 予 想 自己防衛 逃避・自己主張 ・夏休み中は,一日にテレビをみる時間は2時間にすると家の人とやくそくしましたが,守れそうにもありません。あなたならどうしますか。
1約束させた家の人が悪いので守らなくてもよい。
2約束させた家の人が悪いと思うが,少しは守る。
3できるだけ守る。
4約束なので守る。A-3
・このような約束をする場合,ある程度家族と話し合った上で決めることが多いので,3に回答が集中すると思われる、1,2の回答があれば,問題視しなければならない。