研究紀要第61号 「生徒指導に関する研究」 -037/043page

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6 研究のまとめ

 これまで児童生徒の耐性の実態や,しつけに対する保護者の意識,保護者や教師の望む子供像,教師の考える耐性を促進あるいは阻害する特性などについて,個々に考察を加えてきたが,これらをふまえ,本調査研究を総括的にまとめてみる。

 1 耐性の促進特性からみた児童生徒の実態

   下のグラフや表は,耐性を促進する各特性ごとに,児童生徒,保護者,教師の三者について,それぞれの要因から調査した結果をもとに,選択肢3と4を合計した数値,すなわち,プラス傾向を示すものを総合的にまとめ作成したものである。

プラス傾向

耐 性 特 性 意志力 耐久力 自己統制力 感情・情緒 洞察力
児童生徒 小学校 72.5% 78.4% 53.9% 74.4% 66.0%
中学校 66.1 62.9 49.6 61.6 55.5
保護者 小学校 74.8 63.8 63.8 54.0 87.5
中学校 73.5 50.8 65.8 56.0 87.5
教  師 小学校 66.3 71.5 44.0 61.5 66.5
中学校 57.5 53.5 37.5 54.3 64.5

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