研究紀要第72号 「基礎・基本の定着と個性の伸長に関する研究 第1年次」 -060/126page
(3) 一人一人の目標を設定して進める学習
〔設問 3〕 学習の目標を一つに限定せず,「子どもの能力や興味・関心などの実態に合わせ,子 ども−人一人の目標を設けて学習させる」という方法が考えられます。この方法について,あな たはどのように思いますか。
【中学校・高等学校の先生方は,自分の担当教科の立場からお答えください。】
・ 結果と分析
- その必要性を感じますか。
<図 3−15>一人一人の目標を設定して進める学習の必要性
- 小・中・高等学校とも,ほぼ同じ傾向を示している。
- 「強く感じる」,「感じる」を合わせると小学校73%,中学校73%,高等学校65%であり,その必要性を感じている教師が多いといえよう。
- 「あまり感じない」,「まったく感じない」を合わせるとかなりの割合になっている点が目立っている。
- その方法を実際に導入できると思いますか。
<図 3−16>導入の可能性
- 小・中・高等学校とも,同じような傾向を示しているが,高等学校では「できない」とする教師が小・中学校より多くみられた。
- 「できる」と回答している教師と「わからない」と回答している教師の割合がほぼ同じである。
<図 3−17>導入の可能性(小学校)