研究紀要第74号 「学校の経営過程における現職研修のあり方に関する研究 第2年次」 -012/137page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

   

【2】司会者の役割 を果たす。  

 

○司会者は,事前に研修主任と協議をしてお くとともに,絶えず協議会全体を見渡し,会 の雰囲気の盛りあげや意見交換が十分できる ようフリートーキングや意図的指名,資料活用,会場の設営の工夫など配慮する。

○司会者は,協議会全体の時間と協議内容から時間の配分を考え,予定時刻に 終了できるよう努力する。

【3】研修主任の役 割を果たす。

○研修主任は,協議の進行状況を常に把握し いたずらに結論を急いだり,すでに解決した 問題点の繰り返しなどが起きないよう司会者 に協力する。

○研修主任は,協議のなかで問題点が生じたときその解決のためのてだてとし て資料の提示や効果的な方法(例えばKJ法やブレーンストーミングなど)を 示唆することができるよう教育研究についての自己研修をしておき,助言指導 にあたる。

(3)まとめ方について工夫する。 【4】以後の研修意 欲の高揚を図る まとめ方を工夫 する。

○記録係は,研究推進の状況と協議内容を詳細に記録し,その累積を図る。

○司会者(研修主任)は,今回の研修の成果 と課題をおさえ,次回の研修課題を明らかに して後戻りをしない研修となるよう努める。

□ブロック(学年部会等)研修, 教科部会研修 

【1】校内研修推進 過程における各 部会の位置づけ と役割を明確に して効果的に研 修をすすめる。

 

○各部会は校内研修全体の流れのなかで,ど この場面の,どこの部分を解決しようとして いるのかを常に明らかにして研修をすすめる

○各部会とも校内研修テーマをうけて,学年 や教科の特性に応じて効果的に研究が推進さ れるよう配慮する。

○各部会では教師一人ひとりの特性や専門性 ,特性に応じて役割を分担し,各自が意欲的に研究をすすめることができるよ う配慮する。

○校長・教頭等も研究同人として可能な限り各部会の協議に参加する。研修主 任は研究の方向性,全体協議会や各部会との一体性を保つよう努める。

○部会のリーダーは,部員が発言しやすいような雰囲気となるよう常に配慮す る。

□個人研修

【1】主体的に研修 に取り組む方策を工夫する。

 

○校内研修と個人研修との関連を図り,校内 研修に対する自己のかかわり方を意識させ, 目的をもって研修にとり組むよう配慮する。

○職員間で気軽に授業を見せあったり,相互に個人研修の成果を交換しあった りして研修意欲の高揚を図る。


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。