研究紀要第75号 「基礎・基本の定着と個性の伸長に関する研究 第2年次」 -048/137page
2.国語科実践研究の構想
国語科における実践研究の全体構想を「『よさ』を育てる国語科の学習指導」のように設定し,これを追究するために,二つの単元(第一次・第二次実践)を通して指導段階ごとの手だてを次のように考えた。
実践校:福島市立福島第二小学校5学年1組33名 【第一次実践】実施期間:昭和63年6月3日〜6月21日
単元名:『楽しく読もう』,教材名:「おみやげ」,「宇宙人の宿題」(総時間数13時間)
時
(1) (2) (3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11) (12) (13) 主な内容
【単元の設定と「よさ」の把握】
- 教材の読み
- 視点による感想
【把握した「よさ」を生かす指導】
- 視点ごとに感想をもとにしての読み取り
- 二つの教材からの読み取りのまとめ
- 発展教材の選択と読み取り
【「よさ」を意識化させる指導】
- 主題についての見方や考え方と学習活動についての「よさ」の意識化