研究紀要第79号 「基礎・基本の定着と個性の伸長に関する研究 第3年次」 -039/135page
(2)「よさ」を生かし,意識化させる指導
作品と活動を通して,実感し納得した自分なりの「よさ」に気づき,それらを意識化させるために評価や賞賛の場を設けるように計画した。児童相互の評価では,「発展カード」の交換を行わせるような手だてを考えた。また,座席表を活用し意図的な指名によって個を生かすように考えた。
観点は,基礎的・基本的な内容の定着と「よさ」を生かす面から設定するようにした。これらのことについて.43,45ページに示した。
(3)「よさ」を伸ばす指導
作品と活動を通した「よさ」を意識化させ,自分なりの進歩に自信を持たせながら主体的な活動を促すために,「発展カード」の「先生からの通信」や座席表を基にした「助言」を効果的に生かすように計画した。
基礎的・基本的な内容の定着と「よさ」を生かし,伸ばす指導の記録を個人カルテに累積し,指導の効率化を図った。
この例を,45,46ページに示した。