研究紀要第79号 「基礎・基本の定着と個性の伸長に関する研究 第3年次」 -052/135page

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 2.英語科実践研究の構想
 英語科における実践研究の全体構想を次のように設定した。この構想に基づいて, Lesson を通して,指導の段階ごとに具体的な手だてを考え研究に取り組むことにした。

   よ さ を 生 か す 英 語 科 学 習 指 導     
一人一人の「よさ」の事前調査・分析
○学習全般に関する調査・分析
○英語科学習に関する調査・分析
○グループ学習の取り組みに関する
 調査・分析
○担任教師から見た個の特徴の分析
○「聞く・話す」,「読む」,「書く」
 の各領域で自分の得意とする分野での
 学習活動
○グループ学習の中での話し合い
 

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事前における「よさ」の把握

○表現特性に応じたグループ編成
○表現特性に応じた学習活動の設定
○表現特性に応じた意図的指名
「よさ」を生かす指導 I
○自己評価と教師の評価
○ T−Tの導入
○個人カルテの活用

 

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基礎的・基本的な内容の分析
○身につけさせなければならない
 言語材料の洗い出し
○指導事項の精選
○3領域4技能に関する学年の指導
 目標とのかかわり
○言語材料の理解・定着の場
○3領域4技能にかかわる表現基礎能力
 の育成
指導の階段と手だて
 
「よさ」の把握
1学習方法,学習形態,学習態
 度,自分の良いところについ
 てのアンケート

2英語科学習に対する目的意識
 興味・関心,4技能に関する
 得意な面・不得意な面

3日常の授業におけるグループ
 学習への参加態度

4生徒の表現特性,学力,交友
 性格・行動等の教師の観察

※把握の結果をカルテに累積
 記録
「よさ」を生かす I
1「よさ」を生かすための単元の
 指導過程の工夫

2表現特性を生かしたグループ活動
 の設定
 ○「聞く・話す」グループ
 ○「読む」グループ
 ○「書く」グループ

3表現特性に応じた課題の設定

4T−Tの導入による援助指導及び
 指導の個別化

5自分の「よさ」(表現特性)を意識
 させるための自己評価の導入
     
基本的な構造の把握
言語材料の理解
言語材料の定着

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