研究紀要第80号 「情報活用能力の定着と個性の伸長に関する研究 第2年次」 -085/135page

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 2 情報活用能力の育成プロセス
情報活用能力の育成プロセス

2.研究実践の概要
(1)単元名:「私たちの生活と経済」より「くらしと経済」
(2)単元の指導目標
 1 日常生活における小遣いや家計の使途を通して「経済」とのかかわりのある部分に気付かせる。
 2 「家計」という身近な経済を分析しながら,商品経済とのかかわりについて理解させる。
 3 経済の主体(「家計」,「企業」,「政府」)とその働き及びそれらの相互関係を理解させる。
(3)単元の指導計画(総時間数 3時間)
(ア)くらしと経済…‥……‥…‥‥…‥…‥……‥…‥…‥2時間(本時)
 1 私たちの生活の成り立ち‥‥‥……‥‥……1
 2 毎日のくらしと経済‥‥…………‥……‥‥1
(イ)家計と企業と政府‥…………‥…………‥……‥…・1時間
(4)本時の目標
(ア)家計の収支を通して,日常生活と経済とのかかわりを理解させる。
(イ)パソコンに家計に関するデータを入力し処理させながら,「情報を主体的に処理する」能力及び「情報を積極的に創造する」能力を養う。
(5)本時の意図
  本時は単元「経済」の第一段階なので,経済とは何かということを身近な例で具体的に理解させていく。個々の家庭の事情に余り深入りしない程度に自分の家庭の収入・支出のようす(金額又は項目ごとの比率)をパソコンに入力させ,それを分析したりグラフ化しながら「経済」に対する理解を深め,関心を高めさせる。
(6)本時における小単元内容と育成すべき内容との関連
小 単 元 内 容 時数

育成すべき内容

追 究 の 手 だ て 期待される児童の姿

I 

・日常の身近な例から「経済」の概 念をつかむ 1       ・自分の小遣いの支出状況をパソコンに入力し,分類・分析させる ・自分の小遣いの使途の特徴を知りグループ内で比較しながらより望ましい使い方に気付く

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