研究紀要第82号 「個を生かす学年・学級経営に関する研究 第1年次」 -030/123page
15 特色ある学年・学級経営についてどのようにお考えですか。 1 一人一人の教師や学年・学級集団の特性を生かすという点から,自主的・主体的活動を大いに認め,「特色」を発揮すべきである。
2 教師間の協力体制を確立し,全校または,同一学年の歩調をそろえた上での「特色」であるべきである。
3 あくまでも学校や学年の教育目標の枠内で考え,それぞれに独自性を追求してまで「特色」を出す必要はない。
4 その他( )
3.「学年・学級経営を進める上での認知的側面と情意的側面」についてお尋ねいたします。
16 「個を生かす」ために認知的側面の調和をどのように考えていますか。 1 認知的側面を重視していくべきである。
2 情意的側面を重視していくべきである。
3 どちらも同じように重視していくべきである。
4 どちらも,特別に重視する必要がない。
5 その他( )
17 「個を生かす」ために,認知的側面と情意的側面の調和を図るようにしていますか。(学級担任のみ) 1 認知的側面と情意的側面の調和を図るようにしている。
2 心がけてはいるが,十分に調和がとれているとは言い難い。
3 ほとんど,調和が図れない。
4 その他( )
18 上の設問で「十分に調和がとれているとは言い難い」「ほとんど,調和が図れない」と答えた方は,どういう理由からですか。(学級担任のみ) 1 調和を図るための活動のさせ方や,あり方がよくわからない。
2 調和を図るための継続的な指導が困難である。
3 調和を図るための環境や条件が整備されていない。
4 調和が図れたかどうかの評価が難しい。
5 その他( )
19 どのような場で「個性を生かす」よう心がけていますか。(複数回答) 1 始業前,放課後,休み時間のふれあいを通して
2 朝の会や帰りの会(SHR)の話し合いを通して
3 教科や道徳の指導を通して
4 学級活動の時間を通して
5 学校行事の指導を通して
6 生徒会活動,児童会活動を通して
7 創意の時間を通して
8 クラブ活動や部活動の時間を通して
9 昼食(給食)の時間を通して
10 掃除や、ボランティア活動を通して
11 日記指導等を通して
12 学年・学級通信を通して
13 その他( )
20 学級指導を進める上で,「個を生かす」ためにどんな配慮をしていますか。(複数回答可) 1 指導形態の工夫
2 学習集団のグループ化
3 学習活動の多様化
4 目標の多様化
5 単位時間の弾力化
6 学習環境の工夫
7 ほとんど配慮していない
8 その他( )
4.「学年・学級経営を進める上での個性豊かな生き方のための基礎・基本の習得」についてお尋ねします。
21 集団の中で個が生かされ,個の伸長を図る学年・学級の指導を進める上で,特に重視していることは何ですか。 1 心の交流を大切にした人間関係等の「人的環境」を重視している。
2 発達段階・性差・能力差をふまえ,班の係の編成,リーダーの養成,集会の運営等「組織運営理論」を重視している。
3 教室の雰囲気,環境の整備等「物的環境」を重視している。
4 家庭・地域との協力,学年・学級通信,懇談会,家庭訪問等の活用による「家庭・地域的環境」を重視している。
5 その他( )
22 未来に生きる児童生徒の育成を目指すためには,次のようなことが大事だと言われています。現在,指導している児童生徒を考えたとき,今後の学年・学級経営の中で特に重視したいことを3つ選んでください。 1 基礎的・基本的な学習内容の重視
2 豊かな体験の重視と児童生徒の内面に根ざした道徳性の育成
3 健康で安全な生活を送る態度の育成
4 思考力,判断力,表現力などをもとにした創造的態度の育成
5 学習への意欲的・主体的態度の育成
6 地域や日本の文化と伝統を尊重する態度の育成
7 いくつかの事例や情報などを整理・活用する態度の育成
8 それぞれの自己実現を目指すための価値形成と豊かな個性を伸長
9 基本的生活習慣や自主的生活態度の育成
10 相互理解・相互受容や民主的態度の育成
11 集団の中での規律の重視と社会性の育成
12 その他( )
24 「個を生かす」学年・学級経営を進めていく場合,困難を感じていることを書いてください。