研究紀要第88号 「授業におけるコンピュータの効果的な活用に関する研究 第2年次」 -060/109page

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(3)ソフトウェアの内容

 本単元で使用したソフトウェアは,単元の導入時には問題発見のヒントとなるような提示型,展開の段階では実験の操作や仕方を確認できるデータベース型のものを作成する。以下に単元導入時に活用したソフトウェアの概要を示す。

[1] 児童の個人差に対応するため,3つのコース  ウェアを用意する。

ア 実験手順確認コース

 学習内容のおおよそを示すだけの内容とする。児童は,コンピュータをもとに実験を進めるのでなく,自分自身の手で実験を進める。

イ 実験方法確認コース

 児童が考えつく実験方法をあらかじめ予想し,メニュー画面で用意する。児童は,メニュー画面を選択し,実験方法を確認しながら実験を進めていく。

ウ 復習コース

 実験の方法や手順の分からない児童には,実験の方法や手順を詳しく提示する。児童は,提示された内容をもとに実験を進めていく。

[2] コンピュータの使い方

 実験をしながら分からないところを,コンピュータに問い合わせることで,実験が進められるような活用を図る

(4)ソフトウェアの構成

 メニュー画面から児童が自分自身の考えでコースを選択できるようにする。

 アのコースでは,文字による提示を中心にして,学習内容を確認できる程度にして,自分自身の考えで実験を進めていくものとする。

 イのコースでは,おおよその実験方法や手順が分かるようなものとする。

 ウのコースは,図II−3にもあるように画像を 多く取り入れて,学習に対する興味・関心を高め, 分かりやすく実験方法や手順をとらえられるよう なものとする。

図II−3 ソフトウェアの流れ
図II−3 ソフトウェアの流れ

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