平成5年度 研究紀要 Vol.23 -119/162page
そして、「すすきの穂を使って何か作れないかな」と働きかけたところ、すぐにはミミズクを思いつかなかったが、黒板に下がっている教師が作った飾りを見て、数人の児童が作り始めた。
また、下の写真のようなすすきの箒を作った女子がいた。教室の後片付けのときに、自分が作った箒に「おそうじくん」と名付け、うれしそうに使っていた。
下の表は、児童が製作したものをまとめたものである。どんぐりごまは、学級の半数以上の児童が作ったことになる。
児童が製作したもの どんぐりごま 18人
ミミズク 11
木の葉の絵 9
やじろぺえ 7
木の葉飾りのドレス 5
すすきの箒 4松ぼっくりの動物 2人
どんぐりのペンダント1
どんぐりのネックレス1
へびの逆上がり 1
木の葉のお面 1
その他 8
(4)第4次作品の発表会をしよう
作品を発表し合い、それを使って遊んだ後に、製作意欲の持続や発表の様子をとらえるために下のようなカードに記入させた。
カードの記入状況は、以下のとおりであった。
1.「ちがうものも作ってみたいですか」
2.「大きな声で発表できましたか」
3.「友達の発表をよく聞きましたか」
上のグラフの「違うものも作ってみたいですか」の結果を見ると、「作りたくない」と答えた児童は4人で、男子2名、女子2名であった。この結果を事前調査の「木の葉、草花遊びは好きですか」の結果と比較してみた。