平成5年度 研究紀要 Vol.23 -126/162page
連続した次の画面では震源距離と初期微動継続時間を軸にしたグラフを作る。F9キーを押すと震源距離が短い時は大きな振幅となり、長いときは小さい振幅となる3つの地震波を提示する。
また、各初期微動の波形の両端を結び、初期微動と主要動の伝わる速さを提示する。
3.「3地表上の地震波の伝わり方と震央の求め方」(連続6画面)
画面に示された日本略地図の上で、F9キーを押すと震央のX地点から地震波が輪状に広がるようすを提示する。震源が深い時と浅い時の2画面に分けて提示し、各観測地での震度の大きさも色で表示する。
ただし、震源から地表に地震波が到着するまでは地震波の輪は現れない。当然、震源が深いときは数秒遅れて輪が出てくるし、震源が浅いときには短い時間で輪が出て広がっていく。
連続した次の画面では2つの観測地から、各「初期微動継続時間×8km/秒」の円を作図し、その交点を結ぷ線が震央を通ることを確認させる。
2つの観測地を変えて、同様な操作を3回くり返し、3回の作図を合成して震央の求め方を理解させる。
4.「4震源距離と初期微動継続時間の関連表とそのグラフ」(連続3画面)
資料2の地震データを基にした、日本の主な観測地名と震源距離や初期微動継続時間を入力する表が提示される。地震データを入力すると初期微動と主要動の波の遠さが求められる。データ数は64個あり、表は2画面となっている。(次ぺ一ジ写真参照)