平成5年度 研究紀要 Vol.23 -127/162page
各測定地における初期微動継続時間は同じ震源距離でも、その間の地盤の性質や構造により異な る。そのため、グラフは各測定地の“Q:初期微動継続時間÷震源距離"の単純な平均値を用いた直線のグラフとすることはできない。
グラフに描かれた各測定値(点)の密度の高いところを通る直線を引くため、全体のQの平均値から上下85%以上離れた測定値を除外し、残りの測定値で再度平均値を求めて直線を引くようにした。
5.「5 震源距離と初期微動継続時間の関連表とそのグラフ(再生)」(連続3画面)
上記4.のデータをフロッピーに記録しておき、「5震源距離と初期・・…」で再生するための画面である。データ値の修正にも活用する。
6.「6おわり」
4 操作方法と留意点
(1)オートスタート方式になので、フロッピーをセットして電源を入れれぱ、プログラムを読み取った後「メニュー」の画面が出てくる。
(2)操作方法は各画面ごとに指示してあり、それを見ながら操作する。間違ったキーを押しても復帰するようになっている。
(3各項目の画面が終わると、次に「メニュー」画面に戻る。後は自由に選択して使用できる。
(4)3.「3地表上の地震波の伝わり方と震央の求め方」の作図による震央の求め方は主として高校地学の内容であり、中学校では省略してもよい。
(5)4.「4震源距離と初期微動継続時間の関連表とそのグラフ」はデータの数が多いため、データ入カ画面を2画面使っている。切り替えは、グラフの画面を含めた3つの画面の間をF8キーとF5キーで自由に往復できる。
(6)また、間違ったデータを入力したときは、F9キーを押し、その測定地の番号を入力すると正しいデータを入れる空白が出てくる。連続して訂正することもできる。