平成5年度 研究紀要 Vol.23 -136/162page
D地点 ここは、商店街、住宅街を四方に流れる用水路である。この川の上流に湧水があり、フサモやエビモなどは流れてくる。流れが速く、済んでいるが水底には残飯などがたまっている。
ここでは、サホコカゲロウ、ヒル類が多く採集され、シジミも数個体採集されているが種類数は少ない。
E地点 摺上川は、コンクリートの護岸工事がされている部分と自然の状態の部分が混在している。いわゆる「瀬」や「淵」がまだ残されており、川原植生があり、動物、鳥類など種類が豊富である。
ここでは、トビケラ類幼虫、カワゲラ類幼虫、カゲロウるい幼虫、ヘビトンボ幼虫、ウズムシ類、ヒル類、トンボ類幼虫などが採集され、鮎つりの人々も多い。最も種類数が多かった調査地点である。