平成5年度 研究紀要 Vol.23 -151/162page
V 研究の内容・方法
1 対象児童生徒
適応指導教室への通級児童生徒
2 指導援助の方針
(1)研究期間における指導援助のめやす
個への指導援助及び集団を通した指導援助内容を下記のように設定し、段階的にかかわる。
個への指導援助及び集団を通した指導援助内容 研究期間における指導援助のめやす
個々のケース理解
1.集団生活適応指導のための準備段階としての対象児童生徒とのラポール形成及び対象児童生徒の問題点の把握(資料収集と個人カルテの作成)
2.対象児童生徒の指導援助課題の設定(診断・指導仮説の設定)
3.対象児童生徒の自己課題づくりへの指導援助
4.マイプランタイム、ティータイム、カウンセリングタイムを中心とした個人への指導援助↓ 集団活動における自主的活動体験の促進・充実
5.フレンドタイム、HFTプランタイムを中心とした集団による指導援助の導入
6.対象児童生徒の課題解決のための指導援助(検証の具体的な観点の作成と評価)
7.個々のケースによる振り返りと指導援助方法の確認
・マイプランタイム
・ティータイム
・フレンドタイム
HFTプランタイム
8.課題達成度合に応じた学校復帰への誘い
9.課題達成へ向けての指導援助の内容・方法についての評価
10.集団における自主的活動の充実
11.自己課題かいけつへの主体的な取り組みの促進↓ 学校復帰への挑戦
12.対象児童生徒の自主的活動をメインにしたプランの促進
13.対象児童生徒の学校登校日とHFTクラブ通級日の自主的な選択計画の導入
14.自己課題の達成と学校復帰への刺激
15.学校復帰への決意