研究紀要第94号 「一人一人の個性を生かす評価の在り方に関する研究」 -025/162page

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2.Do you 1ike schoo1 1unch?
or Do you have a gameboy?
3.How do you go to schoo1?
or What time do you 1eave for schoo1?

事後面接の質間文
 Aが基本の質間文でBが応用文。今回は応用文に対してどのように答えようとするのかも見る。
1. A:Did you watch TV yesterday?
  B:What program did you watch?
   How many programs did you watch?
   How 1ong did you watch?
2. A:Were you at home 1ast Sunday?
  B:Did you have the c1ub activity last Sunday?
  Did you p1ay very active?
   Were you studying at 8 1ast night?
3. A:Are you going to ski in winter?
  B:Did you go to ski 1ast winter?
   Which do you 1ike better skiing or skating?

 イ 面接の結果

 事前の面接は質問の難易度が高くなかったため、1回の質問で答えられる生徒が多かった。質間が分からないという生徒はあまりなく、数名の生徒はnot bad. soso. s1eepy 等の表現を用いて、自分のことを伝えることができた。全ての質問に対してLong answerで答えていた生徒も一人いた。楽しんでコミュニケーションをしている、あるいは積極的にコミュニケーションしようとしている生徒は男子で4名、女子6名であり、その他の生徒には、「しょうがないからやっている」という態度が感じられた。コミュニケーションしようとする態度は、表情、表現の豊かさ、アイコンタクト、ジェスチャー等で判断した。Short answer, Long answer は、Long answer の方がよいという意味ではない。ただし、必要に応じて Long answer でも答えられるように、事後指導とし様々な応答の仕方を指導する。個々人のデータから、応答できなかった文の指導など、個に応じる指導あるいは評定にも用いることができる。

 事後の面接で使用した文は、教科書の中で目標文として取り扱われているものではあるが、口頭でコミュニケーションを図るものとしては難易度が高いと考えられた。全体として評価がAであった数などは事前と大差はないが、様々な表現を使おうとする姿勢や、ジェスチャーを使っても自分のことを表現しようとする意欲は、ほとんどの生徒に随所に見られた。意欲や態度については4,5名の生徒以外は大きな変容が感じられた。

 応答中にalittle,hardを使用したり、教師に対してHow about you?あるいはYou are we1come. See you 1ater. Pardon? などの表現を使用したり、ふだん余り使用していない教科名(socia1 studies)なども使っていた。Where do you Want to go? に対して答えられなかったためWhat country do you want to go? と聞き直したところ、きちんと答えられた生徒もいた。もちろん成績が上位の生徒の方が、基礎・基本が定着しているため、コミュニケーション能力の向上ははっきりした形で表れていた。しかし、今回の質間文と方法で下位の生徒の能力の向上を十分に把握できたかは疑問である。

 2.授業中の観察から

 授業中の観察では、授業の実際で述べたように、発表するときの声量や顔をあげて話すこと、自分たちで伝えたい内容を伝えたこと、AETからの突然の質問にもよく聞いて答えていたことなど、クラス全体としての能力の伸びははっきりしている。これらについては「6授業の実際」「7・三つの評価の結果と分析」で述ぺてあるとおりである。

 ※抽出生徒の変容については次のとおりである。生徒全員については観祭することが不可能であったため、各成績グルーブごと.に抽出した6名の生徒について、その能力の変容を見る。

生徒M  基本会話はとなりの生徒と交わすだけであり、声量も小さかった。しかし、映画の吹き替え練習(クララ役)の時は、大変意欲が見られるようになり、声量も大きくなってきて、最初気になった表情


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