平成6年度 研究紀要 Vol.24 個人研究 -113/156page

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資料1

「ワークシート1」及び「ワークシート2」における,「トイレと窓」についての生徒の回答一覧

「トイレと窓」ワークシート1における回答(2クラス、43名)
生徒No なに? なぜ?
1 窓とトイレの区別をつけるためのもの 不思議な絵にして見る人の視線を引き付けるため
2 ただの絵のしきり 見る人を惑わすため
3 絵の変化をつけたかった 絵の二つの主題を変化をつけて描きたかった
4 手すり 手すりがあったほうが便利
5 風景のつなぎ目 二つの場所からその部屋を想像させるため
6 しきり 見る人を惑わせるため
7 かべ 見た人に考えさせるため
8 「〜」と同じ アントニオは皆さんに疑問を残したかった
9 2つの風景をつなげるしきり 見たままの景色ではなくてちょっとはずした
10 トイレの絵と窓の絵の境の線 トイレと窓を一枚の絵に描きたかった
11 上の部分と下の部分を分けるための境界線 トイレの窓と便器を一緒に描きたかった
12 短縮させた線 窓とトイレを中心に描きたかった
13 上の絵と下の絵の境界線 トイレを窓を描きたかったのでずらしてもってきた
14 上と下の絵を区別する線か中間を省略した トイレと窓だけを描きたかった
15 区切りの線 トイレと窓を一緒に描きたかったのでずらして区別をつけた
16 棚のようなものか、上と下の絵を分けるためのもの 窓を描きたくてずらして描いたが違和感を感じさせないように工夫した
17 区切りの線 二つの違う場面を一枚の紙にかくために少し間をあけた
18 トイレと窓の間にあるものが省略されている トイレと窓だけを描きたかったので余分なところを省略した
19 床と壁の境目 絵に立体感を見せるため
20 絵と絵の境 トイレに窓をつけたかったから
21 しみなどがあって汚なかったので消したかったから
22 絵の区別をつけるためのしきり 同じ部屋の風景を違う二つの側面をとらえようとしたから
23 画面の分かれ目 視点の違いによってその絵におもしろみを出すため
24 トイレと窓を区別するしきり 目線の移り変わりをあらわすため
25 上と下の絵を区別するための線 同じ場所でも注目するものの違いによって絵のイメージが変わることを表現するため
26 ずれているものをおぎなっている 上下の端から描いていってずれた部分を塗りつぶした
27 タイルのずれをかくすもの 位置の違う窓を描きたくてずれてしまった
28 トイレと窓の境目 乍者の心の境目を表した、作者の迷いを表している
29 絵の境界線 上と下とでは場面が違うことを示した
30 段差 目新しいことに挑戦してみたかったから
31 一つの絵を二枚の絵にするためのもの 一枚の絵を二まいに見せるため
32 実際にない空間 トイレと窓を描きたかったので区別をつけるために
33 トイレットペーパーを取りつけておくところ この場所に窓があったらと考えた
34 写真の外枠のようなもの 座って前を向くと窓があるのだろう
35 上と下を結ぶあやしげな空間 トイレに座ると窓があって二つを一度に描く自分というあやしげな空間をあらわした
36 省略の部分 トイレと窓に感動したのでそれだけを描きたかった
37 絵の境目 汚ないところを描きたかった
38 段差 上ら見下ろした絵と正面からみた絵の違いを見せたかったから
39 そこだけタイルの色が違う そこだけタイルの色が違うのをはっきり目立たせようとした
40 一つの絵を二つに分ける 二つは離れているけど一緒に並べて面白く描きたかった
41 上と下の絵の境目 それがないと変だったから
42 カビないところ カビキラーなどをつけたので、そこだけきれいなのを目立たせるために点線にした
43 手すり 手すりがあったほっが便利だし、現実的だから

「トイレと窓」ワークシート2の「演習1」と「演習2」における回答(2クラス,43名)
生徒No 手法名 解説 演習2(指導者読み取り)
1 空間分割法 絵に空間を入れてみる人に不思議な感じを与える方法 異質なものの合成
2 間法 このすき間により他のことを思わせる 意図的な空白部分の挿入
3 上と下をくっつけて自然に見せるんだ法 ふつうに描くとすごく変だけどこれを自然にする 異視点の合成
4 合体法 とにかく合わせる方法 省略と合成
5 のりしろ 何枚かだけで全体がわかるようにした (一枚の写真から)
6 ?手法 見た人に考えさせる 分割と再構成
7 接着するための方法 二つの絵をくっつけるときに使う方法 分割と再構成
8 省合法 省略して合成する方法 分割と再構成
9 合成法 違ったけしきを合わせてその部屋や風景の状態がわかるようにする 分割と合成
10 身分法 窓は正面,トイレは見下ろして描く  
11 じゃま部分省略法 描きたいものを一枚の絵に表すために,じゃまな部分を省略する方法 時間的省略,映像的表現
12 心の目 目で見た画像と心で感じた画像が一致したところを描く 心理的連続性の映像的表現
13 ピックアップ法 描きたいものだけをピックアップし組み合わせて自分の世界を作る手法 (映像的な視点の動き)
14 見るものの順番 トイレに入った時の視線の動きを表す  
15 同じ場所で視点を変える 視点を変えることでそれぞれの出したかったものが出てくる  
16 係り結びの手法 構図を変えてでもトイレと窓は一緒に描くという作者の中のこだわり (着せ替え本)
17 境目法 違う場所にあるものを一緒に描く方法  
18 空間省略法 空間の省略したいところを表す  
19 だまし法 上から見たものを下に,下から見たものを上に描く 心理的連続性の映像的表現
20 切ずれ法 一つの画面の主要な部分を切り取って拡大してずらす 分割と再構成
21 拡大視点上下法 上下違う視点から見ている,上の絵が拡大されている 異視点の合成
22 上下左右二側面分裂法 端から描いてずれてしまった場合,それをぼかすために仕切りでわける方法 分割と合成
23 ドラえもんの異次元法 ドラえもんが上下違う異次元を合成した デベイズマン
24 まいっちんぐまちこ法 上下の端から描いていったら中央部がずれて,こりゃまいっちんぐ  
25 まじゅっこめぐ法 めぐちゃんの魔法でトイレの空間がずれ,こんなになっちゃった  
26 かきたいようにかいたぞ法 トイレと窓をかきたくてかいたら,ずれが生じ白く塗りつぶした  
27 気まぐれかくし法 作者の気まぐれによって絵がずれてしまい,それを隠すために使う方法 異視点の合成
28 心の存在と事物の空間を調和させる方法 複数の事物を境をおいて調和させ自分の気持ちと絵のバランスをとる方法 異視点の合成
29 擬人法 場面を途中から強引に変えてしまう デベイズマン
30 アントニオ=ロヘ ス=ガルシア スペイン出身法 見る人により,別な世界が見える (鏡,万華鏡)
31 みんなでトイレを好きになろうという手法 トイレは汚いけれどいいところ,一日3回入りにおいで,ベイベー 異質なものの合成
32 失敗かくしごまかし法 上と下のずれをごまかした手法  
33 別所合一法,急転換法 別々のところを一緒にする,いきなり場所が変わる  
34 よくばりセット(2つの空間と時間の共存) ギョウザ,おしんこ,ごはんのついたよくばりラーメンセットのようなもの 異質なものの合成
35 脳みその世界 触角と視覚によるふたつのものが脳の中で1つに結ばれ映像になった 複数イメージの合成
36 時の流れ 下の世界から上の世界は行く時間を表す (写真のフィルム)
37 汚いところだけかいちゃうぞ法 インパクトのある部分だけを描く 焦点化と合成
38 目はどこにでもあるのよ法 体のいろんなところに目があるようにいろんな視点から見る方法 異感覚イメージの合成
39 (記入なし) 真ん中の部分の絵を切ってしまい,切断面をくっつけた 異質なものの合成と比較
40 好きなものだけ描いてしまう 違う世界のものを描きたい,でも矛盾があるという時に白い線が役に立つ 異視点イメージの再構成
41 魔法 見る人を不思議な感じにさせる 異視点の再構成
42 みたまんま法 窓とトイレを一緒にして,座って窓を見ている自分の存在を表した 異質なものの合成
43 ずらし法 絵の中に空間をつくって,空間の部分をつめたり,ずらしたりする 分割と再構成


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