平成6年度 研究紀要 Vol.24 個人研究 -130/156page
真分数と整数,帯分数と帯分数の問題がランダムに作成され,10問出題される。
答えが分からないときは,ヒント画面が2画面用意されていて,その問題の数字を使って,ヒントが表示される。一っのヒントは,分数の意味を理解させるために,[写真2]のように半具体物を通して,たし算をシミュレートしたものである。
もう一方のヒントは,計算の手順を理解させるために,[写真3]のように計算の流れをシミュレートしたものである。分からなくなったら,ヒント画面を参考にドリル学習が展開できるようにした。
コース3 「わかリやすいもんだい」
同分母の真分数のくりあがりありのたし算のドリルである。
習熟度の内容から言うと,くりあがりの仕方が分からないために,計算ができていない児童を対象として構成されている。ドリル学習をしながら,[写真4]のようにくりあがりの仕方を再確認し,学習が展開できるようにした。
コース4 「みんなわかるもんだい」
同分母の真分数のくりあがりなしのたし算のドリルである。単元の一番初めの内容であり,どの児童にもできた喜びを味わわせるとともに,分数のたし算に慣れることを目的として設定した。
2) つまずき補強コースの内容
単元内において,児童がつまずきやすい内容について,それを解消するためのドリル学習である。
コース5 「分数の大きさ」
分数の概念(何等分した内の何個分)を分からせるための教育用ソフトウェアである。
コース6 「分数の大きさ比べ」
分数の大きさ比べの仕方を分からせるためのドリルである。