平成7年度 研究紀要 Vol.25 個人研究4 -131/170page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

を明示して,生徒指導・教育相談の機能を生かした指導援助を進める。
 ア 指導援助する教師の基本姿勢
○ 子どもの思いや考えを 受け止め、共感できる関係 であること
○ 子どもの 気持ちに寄り添ったかかわり を進める
○  子ども相互のかかわり合い を促すようにすること
○ 子どもの よさや可能性 を生かそうとすること
 イ 具体的な指導援助の手だて
認める・見守る …思いや考えを受け止める言動を示す。
称賛する …活動状況に即した形で,具体的にほめる。
共感する …共に活動して,気持ちを共有する
助ける …共に活動して,考えたり,助けたり,教えたりする。
促す …気持ちに寄り添って,助言する。

 2. 子ども一人一人の実態を把握し,それぞれのよさが生かせるよう個に応じた指導援助を進める。
○ [資料一3]の事前調査や[資料一4]の個人カルテなどから,子ども一人一人の実態を把握して指導援助にあたる。
○ 実態調査などから特に援助を必要とする子どもについては,活動過程の中に指導援助の手だてを明示すると共に,活動状況に応じて個別的に指導援助していく。
○ 実際の指導援助の場面においては,その子らしさやその子の持ち味を見つけ,認めていくと共に,それを友だちにも分かるように援助していく。
(3) 自分の思いを表現できるようになったか,友だちの思いを受け止めることができるようになったか,友だちとのかかわりが深まったかについて,毎授業後,[資料一5]の「ふりかえりカード」で自己評価させ,自己表現活動についての子どもの意識の変容を把握し,次の授業に生かす。

[資料―3]事前調査(「のりものにのってみたいな」)
[資料―3]事前調査(「のりものにのってみたいな」)

[資料―4]個人カルテ(「のりものにのってみたいな」)
[資料―4]事前調査(「のりものにのってみたいな」)

[資料―5]ふりかえりカード
[資料―5]ふりかえりカード


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。