一人3種目ずつ決まったものを,各ムーブメントごとに含計してみると次のような人数になる。
4.ムーブメントの人数(人数34名)
5.ムーブメント学習の実際
1種目あたり5分間とし,教師の合図で次の場所に移動させ,2種目め,3種目めに挑戦させた。
10人以上になったリボンとり,平均台,逆さとりについては2班編成にし,20人以上の登りづな,風船遊びについては3班編成で行った。自分で選んだり,初めて行ったりする遊びのためカ_どの子も意欲的に,しかも楽しげに遊びに取り組んだ。
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ムーブメントの種目と人数 |
1回目 |
ア.風船10人 イ.リボンとり6人
ウ.逆さとり8人 工.登りづな10人 |
2回目 |
ア.バードホップ8人
イ.リボンとり6人 ウ.平均台7人
工.登りづな7人 オ.風船6人 |
3回目 |
ア.平均台5人 イ.逆さとり8人
ウ.登りづな8人 工.風船10人
オ,お手玉投3人 |
〈バードホップをする子ども〉
〈逆さとりをする子ども〉
3 実践の結果と考察
本実践について,子どもの記入した学習カードと,MSTBの結果を分析しながら考察する。
(1) 個に応じた運動能力の育成について
今回の実践では,一人一人の1番苦手な運動属性を伸ばすことに焦点を絞り,教師が意図的に1種目指定して運動にとり組ませる方法を行ってみた。単元終了後のMSTBでは,最も苦手とする(指定)種目の運動属性の変化のみを測定した。
MSTBうんどうとくてんきろくひょう