平成8年度 研究紀要 Vol.26 個人研究 -071/175page
四 1
テーマ 政治は国民の願いをかなえていない 五 1 ○ ディベート後の自分の考えについて話し合う。 【授業2】「世界の平和と日本の役割」
1. 単元の目標
○ 世界の様々な問題に関心を持ち,世界平和のために果たさなければならない日本の役割を自覚する。
○ 世界の平和と安全を守るために努力している国際連合の働きについて調べ,国際平和の大切さとわが国の役割や責任について考えることができる。
○ 新聞やテレビのニュースなどの情報,地図,統計,グラフなどの資料を効果的に活用し,世界の平和やわが国の役割について自分なりの考えを持つことができる。
○ 世界で起きている様々な問題や,それを解決しようとしている国際連合の働きを具体的に説明することができる。
2. 指導計画(総時数 9時間)
次 時 主な学習活動・内容 一 2 ○ 阪神大震災関連の新聞記事から,日本とアジア諸国との意外なつながりに関心を持つ。 ○ 「阪神大震災における海外からの援助は必要である」というテーマで話し合う。 ○ ODAに関する資料から,海外援助の在り方や国連の働きについて話し合う。 ○ 学習課題を設定する。
1 日本は,海外援助も含め,国際交流を進めるべきか。
2 国連は,本当に世界平和に役立っているか。二 4 ○ 日本が行っている海外援助や国際交流について調べる。 ・ 資金面・技術面 ・ 文化面 ○ 世界に起こっている問題と国際連合の働きについて調べる。 ・ 国連の組織 ・ 平和に関する問題 ・ 安全に関する問題 三 2 ○ ディベート・マッチを行う。
テーマ1 日本は,海外援助も含め国際交流を進めるべきである。
テーマ2 国連は,世界平和に役立っている。 四 1 ○ ディベート後の自分の考えについて話し合う。 【授業1】では,学習内容が「地方の政治」と「国の政治」とに分かれるので,単元の第一次で「地方の政治」について学習し,第二次からディベート学習を組み込むことにした。
【授業2】では,児童がディベートを体験した経験がないという実態から,単元の導入で,「阪神大震災における海外からの援助は必要である。」とい