平成8年度 研究紀要 Vol.26 個人研究 -079/175page

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する一つの方法として,自分の考えている夢を自由に描かせた。

V 授業の実際

1 情意面の活性化と主体的な理科の学習構造

本研究で行った情意面の活性化の手立てと主体的な理科の学習構造は,以下の通りである。

<図1>
<図1>

2 支援要求傾向の調査

児童が学習するとき教師の支援を求める一人一人の思いや願いを支援要求傾向として,図2の内容で調査し,把握した。図3,図4は,図2のアを4点,イを3点,ウを2点,エを1点として合計し平均したもので単元の事前に調査した。

その結果を見ると平均を上回っていたのは,項目1「学習のめあてをつかむことができる」項目2「実験の計画を立てることができる」項目8「自分なりに解決方法を考えることができる」であることがわかった。項目8では,上・中・下位児に差がみられた。そこで,それらを指導過程に位置付けて支援する授業を進めた。

<図2>

【表1】
段階 内  容
いつも先生に手伝ってほしい
ときどき先生に手伝ってほしい
あまり先生に手伝ってもらわなくてもいい
先生に手伝ってもらわなくていい

【表2】
【表2】

<図3>

支援要求傾向(学級平均)事前
支援要求傾向(学級平均)事前

    

<図4>

支援要求傾向(上・中・下位平均)事前
支援要求傾向(上・中・下位平均)事前


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