平成8年度 研究紀要 Vol.26 個人研究 -084/175page

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傾向が強くなっている。

2 関心,意欲,思考と事後テスト成績の関係

関心,意欲,思考にかかわる内容を自己評価「授業にのぞむにあたって」「授業をふりかえって」によって,検証授業の3時間目(事前)と12時間目(事後)に調査した。選択項目を5段階にし5点,4点,3点,2点,1点として数値化し,平均した。

(1)意欲と思考の関係

意欲と思考の関係(事後)
意欲と思考の関係(事後)

意欲と思考の間には,高い相関が見られる。

(2)関心と事後テスト成績の関係

関心と事後テスト成績の関係
関心と事後テスト成績の関係

(3)意欲と事後テスト成績の関係

意欲と事後テスト成績の関係
意欲と事後テスト成績の関係

ほとんどの児童の関心,意欲が高く,成績も高い傾向になっていることがわかる。

(4)思考と事後テスト成績の関係

思考と事後テスト成績の関係
思考と事後テスト成績の関係

思考は,項目を数値化し,合計した。ほとんどの児童の思考が高まり,成績も高まっている。

(5)関心,意欲,思考の変容

関心,意欲,思考の変容(学級平均)
関心,意欲,思考の変容(学級平均)

この学級の関心,意欲,思考は事前から4の段階以上でもともと高い傾向にある。

関心,思考が高まり,意欲が持続されており,情意面が活性化されたことがわかる。

(6)抽出児の関心,意欲,思考の変容

関心,意欲,思考の変容(上・中・下位平均)
関心,意欲,思考の変容(上・中・下位平均)

上・中・下位児の関心,意欲,思考の高まりが見られる。特に上位・中位児では関心より意欲,思考が高く,下位児では,意欲が低い。


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