平成8年度 研究紀要 Vol.26 個人研究 -167/175page
2. 対象事例 ハンディキャップからの葛藤で欠席の多いC子の事例
3. 反省
ア 担任と関係教師の具体的な指導分担と内容について,共通理解が図られた。
イ 本人の卒業までの指導目標についても,話し合うことが出来た。
《第2回〜第4回研修会評価と考察》
(1)評価の結果
評価は,受講者10人全員を対象にして,各回終了時に次の項目について,「たいへん」,「まあまあ」,「あまり」,「ぜんぜん」の4段階で質問した。
1. 対象生徒の実態把握と理解が深まったか。
回を重ねるごとに「たいへん深まった」の人数が増加している。「たいへん」と「まあまあ」を合わせた人数は,各回とも7人以上となっている。
2. 他の生徒の指導援助の参考になったか。
各回とも,「たいへん参考になった」は,1人である。しかし,「たいへん」と「まあまあ」を合わせた人数は,6人以上となっている。
3. 共通理解を深め,連携を図る機会となったか。
各回の「たいへん」と「まあまあ」を合わせた人数は,8人以上となっている。そのおおよそ半数は,「たいへん連携を図る機会となった」である。
(2)考察
評価の結果から,各回の事例研究会形式の研修会