研究紀要第110号 「学校の活性化を目指す教員研修 第2年次」 -013/166page

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2 教員研修についての考え

[中教審答申にみる教員研修]

「生きる力」をはぐくむ学校教育を展開するために,教員に強く要請される豊かな人間性と専門的な知識・技術や幅広い教養,教科指導や,生徒指導,学級経営等の実践的指導方を培うためには,教員の養成,採用,研修の各段階を通じた研修施策の―層の充実を図っていくことが必要である。

(法令にみる教員研修] く教育公務員特例法)

(第19条)
教育公務員は,その職責を遂行するために絶えず研究と修養に努めなければならない。

(第20条)
教育公務員には,研修を受ける機会が与えられなければならない。

[ライフ・ステージにみる教員研修]

教員生活をほぼ30年程度と見立て,ライフ・ステージを形成期(教職経験5年程度)・発展期(教職経験10年程度)・成熟期(教職経験20〜30年程度)の3期に区切って職能形成の全過程をおさえたとき,どの時期に,どんな能カ形成が期待されているかをまとめると下図のようになる。

《ライフ・ステージに基づく教員研修計画》


対象 期待される能力


教職経験
5年程度
専門職としての基本的知識
技能,態度の確立


教職経験
10年程度
職場の中核としての自覚と
専門性の確立


教職経験
20〜
30年程度
職場の指導者としての自覚
と指導力の確立

出典:福島県小学校長会編「研究集録第32集」

<職能向上のライフ・ステージと研修体系モデル>
職能向上のライフ・ステージと研修体系モデル


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