研究紀要第110号 「学校の活性化を目指す教員研修 第2年次」 -017/166page

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が意欲的に取り組むことが大事であり,その意欲を損なうことのないよう十分配慮することが大切である。

共同研究の場合,個人が全体の中に埋没しないように役割分担をしたり,学年や教科部会を積極的に活用したりすることが効果的である。

(6)「研究テーマ設定」の視点から

○ ―人―人の教員が意欲的に研究に取り組めるよ うにしていくためには,十分な話し合いができる 時間を確保して,目の前の子どもにとって本当に 必要な研究課題を洗い出し,そこから研究テーマ を設定したり,共同研究にするか,個人研究にす るかを決定したりしていくことが大切である。

(7)「指導助言の在り方」の視点から

○―人―人の教員の実態を理解し個別に話し合っ たり,言葉かけをしたりして意欲の喚起と持続に 配慮することが大切である。

○外部講師を招贈して,教員の二―ズに応えてい くことも大切である。

(8)「その他」の視点から

○管理職者の多くは,―人―人の教員の「積極的 な研修」を望んでいる。

○教員としての資質・能力を,「いつ」「どこで」 「どのようにして」高めるかは,いずれの校種に おいても重要な課題となっている。

2 教務主任,研修主任(以下,主任と表現)からみた教員研修の実態

[調査結果]

主任を対象にした今回の調査は,前回の管理職を対象に行った実態調査をもとに分析の視点を絞って,構内研修を中心に聴き取り調査を行った。その結果は,次のページの表のとおりである。


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