研究紀要第110号 「学校の活性化を目指す教員研修 第2年次」 -021/166page

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[調査2]

「教員研修に関する意識調査」について


[調査結果及び考察]

1 効果的だと考える研修の機会

効果的だと考える研修は,

 経験者研修Iー「校内研修・研究会」

 経験者研修IIー「《自己研修・希望研修」

<グラフ1>

グラフ1

効果的だと考える研修の機会について,「経験者研修I対象教員」と「経験者研修I対象教員」では,異なった結果がでた。

経験年数別でみると,「小・中学校経験者I」では,『校内研修・研究会』が効果的であると答えたのに対して, 「小・中学校経験者II」では,『自己研修』の割合が増加している。高等学校は,経験者I・IIとも『自己研修・希望研修』が効果的であるという結果である。

この結果から,経験の浅い教員(経験者1)に比べ,ある程度の経験(経験者II)を積んだ教員は,教員としてのカ量も向上し,自分の専門とするものが固まってきているため,『自己研修』ゃ『希望研修』でさらに深めたいと考えていることが推測される。

校種別にみると,小学校では,『校内研修』が最も効果的な研修の機会だと考えているのに対して,中学校では,『自己研修・研究会』が効果的であると答えている。高校においては,『自己研修・研究会・希望研修』が同じ割合で効果的であると答えている。

2 効果的だと考える研修形態

小・中・高校とも,「演習・実技研修」が効果的な研修形態

<グラフ2>

グラフ2

効果的な研修形態は,経験I・IIを通して,「演習・実技研修」であると答えている。中でも,経験IIに至っては,どの校種も6割を超える数値を示している。

経験年数の少ない小・中学校経験Iの教員の3割は,「講義・研究協議」も効果的であると捉えている。


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