研究紀要第110号 「学校の活性化を目指す教員研修 第2年次」 -022/166page
3 個人的な研修時間の確保
個人的な研修時間の確保 <グラフ3>
調査の結果,個人的な研修時間の確保は困難であると訴えている教員の多いことが分かった。中でも小・中学校においては,教職経験が増えるにつれて「確保できない」と答える数が増加する。(小径155%→小径II:74%,中経1:69%ヰ中経E:75%)高校は,逆に減少する。(高経1:77%→66%)
確保できない主な理由で,―番多いのは,「校務・学級事務P多忙」であり,次いで,「課外部活動の指導」「会議・打ち合わせ」と続く。
週当たりの研修時間の確保の状況は,<グラフ4>の通りである。
<グラフ4>
4 役立った研修内容
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役立った研修内容 今までに研修した内容で役立ったものは何か。この質間に対して,「教科指導」が4割あまりを占めている。次いで,「生徒指導」「カウンセリング」という順である。特に目立つのは,中学校経験IIの「教科指導」が7割を超えていることである。これは,教科主任として活躍しなければならない立場にある教員が多いためではないかと推測される。