研究紀要第110号 「学校の活性化を目指す教員研修 第2年次」 -028/166page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

<グラフ19>

グラフ19

校内研修で,研究主題や方法等を全体が理解しているかということにっいては,どの校種も6割あまりが「理解している」と答えているが,校種が上がるにつれてその割合が減少している。

「理解してない」理由としては,「理解不足」「教員の意識が消極的である」「場・時間が少ない」等が挙げられている。詳しくは,<グラフ20>のような結果である。

<グラフ20>

グラフ20

IV 研究のまとめと課題

本調査研究は,学校の管理職,主任,学級担任等を対象に「教員研修に対する実態・意識調査」を行い,現状を把握することにより問題点を明らかにし次の3つの視点から考察を加えて,「教員研修の望ましい在り方」を探るものであった。

○中敷審にみる教員研修
○法令にみる教員研修
○ライフステージにみる教員研修

それらの調査で,次のようなことが明らかになってきた。

(1)管理職からみた教員研修の実態

どの校種の管理職も,教員の研修が今日の教育課題解明のための大事な要因であると捉え,特に,校内研修に対しては次のような問題点を挙げている。

○「指導技術」に関すること
○「研修意欲」に関すること
○「組織体制」に関すること
○「指導助言」に関すること

(2) 主任からみた教員研修の実態

それぞれの校種において,校内研修推進の中核を担う研修主任が,様々な問題を抱えながら,校内研修充実のためにリーダーシップを発揮している。

研修主任が抱いている問題点は,概ね次のようにまとめられる。


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。